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ネイルケアとネイルアートで
若々しくきれいな指先へ!

ふと美しい指先を目にしたとき、「素敵だな」と思ったことはありませんか? ネイルアートなどしてなくても、形が整ってツヤのある指先は清潔感があって好印象を持たれるものです。
ここ十数年、持ちが良いジェルネイルが流行ったことで、指先をネイルアートで華やかにする方が急増しました。手軽に自分でネイルができるグッズも数多く登場し、自宅でネイルアートを楽しむセルフ派の方も増えました。 しかし、ネイルを続けているとよくあるのが、「爪が薄くなった」「爪のまわりの皮膚(甘皮)が乾燥する」といったお悩み。それはネイルアートをしていなくても、年齢的なことが要因で起きる悩みでもあります。 そこで今回は、基本的なネイルケア(お手入れ)と、セルフでのネイルアートを上手に仕上げるコツについてご紹介します。

大人のネイルケア
〜爪のお手入れ事情〜

年齢を重ねるとお肌のトラブルが増えるように、爪にまつわる悩みも増えるものです。私が以前、ネイリストとして仕事をしていた時に特に多かった相談が「爪の先が薄くなった」「二枚爪になった」の二つでした。
二枚爪は、正式には「爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)」と言います。爪はトッププレート・ミドルプレート・アンダープレートの3層構造になっています。二枚爪は、その一番上のトッププレートが薄くなったり欠けてしまったりしている状態のことです。

二枚爪の原因として、乾燥・冷え性(血行不良)・栄養不足などが挙げられます。年齢を重ねると爪に変化が現れるのはお顔と同じですね。乾燥が原因で爪が弱った状態になると、一番上のトッププレートの部分が欠けてしまうこともあります。
また、それ以外にも「外部からの物理的な刺激」も原因です。例えばジェルネイルを塗る時、きれいに仕上げるために爪表面をザラザラにする工程(バッフィング、後ほど説明します)がありますが、これがうまくできていないと爪自体が薄くなってしまいます。乾燥が原因で爪が弱った状態になると、一番上のトッププレートの部分が欠けてしまうことも。

また、ジェルネイルをしている方の場合は「爪が薄くなってしまったから」という理由で、少しジェルネイルをお休みしている間に、爪が折れた……なんて経験もあるのではないでしょうか。ジェルネイルは爪の強度をサポートしてくれているので、ネイルを外した状態でいつも通りの動きをしてしまうと、爪に負担がかかってしまい、そこから亀裂が入りやすくなります。ジェルネイルをお休みしている期間でも透明マニキュアなどを塗っておくと、若干ですが強度が増します。

ネイルケアの基礎知識
〜爪の構造を理解して手入れ方法を知る〜

どんなにきれいにネイルアートをしても、ささくれがあったり、甘皮がボロボロだったりすると見栄えが悪いですよね。せっかく爪をきれいにするなら指先全体もしっかりケアしましょう。

髪の毛が毛根の毛母細胞で作られるように、爪も、爪の根元部分を包み込んでいる「爪母(そうぼ)」で作られます。「爪母」はちょうど甘皮の下のあたりに位置し、そこで毎日少しずつ爪が作られ、体調や季節にもよりますが10日で1mm伸びると言われています。このように「爪母」は爪を作り出す大事な場所なので、これから生えてくる爪を健康的にキープするためにも「爪母」のまわりの保湿が重要です。お肌と一緒で、油分の多いクリームやオイルタイプのネイルケアアイテムを塗って軽くマッサージしてあげるとさらに良いです。

ネイルを塗る部分は「爪甲(そうこう)」もしくは「ネイルベッド」と呼びます。爪甲は“死んだ”細胞の集まりです(髪も同じです)。一度生えてきた爪は、長さは伸びますが厚みは増すことはありません。そのため、表面を削り過ぎることは避けましょう。

爪の長さを整える(ファイリング)

爪の長さを整えることを「ファイリング」と言います。爪の形を整える時には「ネイルファイル」「エメリーボード」(以下、ファイル)と呼ばれる板状の爪ヤスリを使うのがおすすめです。最近では、ドラックストアやコンビニなどでも手に入ります。
ファイルを使ってお好みの長さ、形に整えるのですが、のこぎりのようにファイルを行ったり来たりさせると爪への負担が大きいので、ファイルを動かす方向は一方向にします。手首に力が入りすぎないようにファイルを軽く握るのもポイントです。最初は爪の先端部分をまっすぐの横一文字に削るようにし、その後、角の部分に好みのカーブをつけて整えましょう。
爪は爪切りで切っても構わないのですが、大きめな爪切りで端から端まで一気に切ろうとすると爪に負担がかかってしまい、亀裂の原因となります。爪切りを使う場合は、少しずつ丁寧に爪を切るようにしましょう。

爪の表面を磨く(バッフィング)

爪の表面を磨くことを「バッフィング」と言います。爪表面のデコボコを平らにして光沢を出すことで、ネイルポリッシュ(マニキュア)を塗らなくても指先がきれいに見えるので、仕事柄ネイルアートができないという方におすすめです。 磨く道具には「バッファー」と「シャイナー」があります。バッファーは爪表面のデコボコを滑らかにするためのアイテム。一般的にはスポンジで出来ており、種類によってグリッド数(目の粗さ)が異なります。小学校の図画工作の時間に木を使って何かを作る時、最初は目の粗いヤスリを使って、最後の仕上げは目の細かいヤスリを使いましたよね? その原理と同じです。バッファーを爪の表面に当ててこすれば、表面のデコボコが削れていきます。
その後に使うのがシャイナー。シャイナーは、バッファーで削った爪の表面に光沢を出すためのアイテムです。@バッファー Aシャイナーの順で使うことで、爪表面がツヤツヤに仕上がります。いずれも力を入れ過ぎるとムラになってしまいますので、ファイリング同様、手首に力を入れすぎないのがポイントです。
前述のように、ジェルネイルやネイルポリッシュ(マニキュア)を塗る時は、爪の表面がザラザラとしていたほうがきれいに仕上がりやすくなります。何かを塗る時は、ツルツルに仕上げない方がおすすめです。

爪のうるおいを保つ方法

普段、爪のケアにもハンドクリームを使うという方が多いと思いますが、きちんと爪のケアをするのであれば、ぜひネイルオイルを活用してください。なぜならばフェイシャルケアと一緒で、ハンドクリームよりも油分の多いオイルは保湿力がとても高いのが特徴です。オイルを手全体につけるとベタつきが気になる場合もありますが、爪と爪のまわりだけであればさほどベタつきも気にならないでしょう。
オイル、またはハンドクリームのどちらの場合でもネイルベッド(爪甲)の部分だけではなく、甘皮や爪のまわりも丁寧に塗りましょう。親指をクルクル回しながらマッサージすると、より効果的です。

手のケアもお忘れなく。不要な角質を取り除く方法

手は、料理やトイレ後などに洗う機会が多いため、顔などと比べると乾燥を感じることが多いのではないでしょうか。皮膚が乾燥した状態で放置しておくと、角質が固くなりやすくなります。そうなると指の関節(節)などは角質が溜まりやすくなり、黒ずんでしまうことも。
そんな時はスクラブケアがおすすめです。ハンド用(もしくは顔用)のスクラブを手に取って、優しくなでるようにクルクルとマッサージ。角質が溜まりやすい節のまわりは、指を曲げたり伸ばしたりしながら、溝までまんべんなくケアしましょう。不要な角質を取り除くと、その後に塗るクリームやオイルの浸透が良くなりますので、定期的なスクラブケアをおすすめします。
最後の仕上げは保湿ケア。指滑りが良くなるように、柔らかいテクスチャー(質感)のハンドクリームを手指全体になじませていきます。ハンドクリームを手のひらにとったら、塗る前に手のひらで温めてあげましょう。そして親指でマッサージするように塗ると、血行が良くなって浸透しやすくなりますよ。

マニキュア

「マニキュア」と聞くと、爪の上に色を塗る、瓶に入った物を思い浮かべる方も多いと思います。しかし、マニキュアとはラテン語の「マニ(mani)」=手、「キュア(cure)」=ケアから生まれた言葉で、実は「ネイルケア」全体のことを指す言葉なのです。そのため、ハンドケア、ネイルケアをしているだけでもマニキュアを楽しんでいることになります。
爪の上に色を塗る瓶に入った液体は「ネイルポリッシュ」と呼びます。「ポリッシュ(polish)」=塗料を指し、まさに爪に塗る塗料というわけです。ネイルエナメル、ネイルカラー、ネイルラッカーと呼ばれることもあります。

ジェルネイル

「ジェル」と呼ばれる、合成樹脂でできたトロトロとした液体を爪に塗り、UVライトまたはLEDライトを当てて固める(硬化させる)ことで仕上がるネイルのことです。「爪に塗って乾かす」ネイルポリッシュとは異なり、塗った後にライトを照射すれば固まるため、すぐに乾くというメリットから数年前に大ブレーク。もともとは海外製(輸入品)が多かったのですが、日本で爆発的な人気となったことや、国内の化粧品開発の技術が高いことから、数多くの国産ブランドが登場しました。

スカルプネイル

スカルプネイルとは、付け爪(人工爪)の一種です。割れやすくて伸ばせないなどの悩みがある爪を延長・補強できるので、ジェルネイルが登場する前まではネイルアートと言えばスカルプネイルと言われていたほど人気がありました。スカルプネイルは、自分の爪に合わせて一つひとつ作っていきます。そのためネイルチップを貼り付ける通常の付け爪とは違い、爪の大小や形に関係なく、自然な仕上がりになるのが特徴です。
爪に直接付けて長さや形を変えるという点では、「簡単には取れないネイルチップ」とも言えます。

ネイルをきれいに塗る手順

サロンでネイルしてもらうより、自分でやってみたい!そんな方へのワンポイントアドバイスです。
プロのネイリストが必ず行うのは「甘皮の処理」と「爪表面の油分除去」、「ベースコート&トップコート」です。
まず、甘皮の処理をしっかりしておかないと、ネイルの持ちが悪くなります。ネイルを塗る時に甘皮に液体が乗ってしまうとヨレの原因にも。また、爪表面に油分が残っていると重ねるネイルポリッシュが浮きやすくなってしまいます。ネイルポリッシュを塗る前にはアルコールや除光液で爪表面をふき取るようにしましょう。
そして、ご自身でネイルをする時に面倒に思われがちなのが、ベースコート&トップコート。これらが無くてもきれいに塗ることはできますが、ベースコートは爪表面を保護する役割があり、ネイルカラーの色素沈着を防いでくれます。また、トップコートは表面がきれいになるだけでなく、塗ることで持ちもよくなります。ちょっとしたひと手間で、セルフネイルでもきれいな仕上がりになりますよ。