D-BEAUTY24夏号 オリジナルショップ更新
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ウィッグで分け目、白髪のお悩み解消!
選び方・着け方・洗い方
〜基礎編〜


分け目が透けて目立つようになった、染めても染めてもすぐ白髪になる、朝セットした髪型が夕方までもたなくなった、…など、だんだん髪の悩みや変化が増えてきたら、ウィッグをはじめてみるのはいかがでしょう。初心者さんが気になるのは自然に見えるか、バレるんじゃないか、ですよね。ウィッグをお手にとったことはありますか? 最近のウィッグはすごいんです! 人工毛でもずいぶん自然な仕上がりになってきています。そこでお悩み世代に向けて、未知なるウィッグの「基礎知識」を分かりやすくご紹介いたします!

お気に入りを見つけるための選び方
〜種類・素材・色〜

ウィッグにはいろいろな種類がありますが、基本的には、部分ウィッグ、ハーフウィッグ、フルウィッグの3種類です。どこをカバーしたいかにもよりますが、初心者が使いやすいのはコスト面から言っても「部分ウィッグ」です。
部分ウィッグ、ハーフウィッグの違いは? フルウィッグは装着が難しそう!人毛、人工毛って何が良いの? 色ってどうやって合わせるの? など失敗しないウィッグ選びのための着目ポイントを解説します。

■ウィッグの種類

■素材 「人毛」「人工毛」「ミックス」 の特長について

ウィッグの素材には人毛、人工毛、ミックスの3種類があります。ミックスの混合率は各社メーカーによってさまざまですが、人毛10〜20%が多いようです。

※各社メーカーの商品の品質により変わります。

人毛
(人間の髪の毛)
人工毛
(化学繊維)
ミックス
(人毛&人工毛)
見た目・手ざわり自然
柔らかくなめらか
自毛になじみやすい
自然に近いものもあるが、安物だとかなり不自然質の良い人工毛とのミックスであれば、自毛になじみやすい
光沢テカらない化繊のため不自然にテカる商品もある人工毛より光沢が少なめ
パーマ、
カラーリング
市販のカラー剤、白髪染め可(暗い色から明るい色へは染まりにくい)できないできない
ドライヤー、
アイロン
使える使えない
(耐熱タイプは使える)
使えない
(耐熱タイプは使える)
雨などの湿気に対して自毛と同様で、スタイルをキープしにくいスタイルの持続性があるが、雨に濡れると水をはじくので不自然スタイルの持続性があるが、雨に濡れると人工毛部分が水をはじくのでやや不自然
退色少しずつ色褪せる色褪せない
(使用状況による)
長期の使用で人毛部分が退色する
お手入れ普段使いのシャンプー、コンディショナーで洗える
洗ったら自然乾燥で良い
シャンプー、コンディショナー共に専用クリーナーがベター
洗ったら自然乾燥で良い
シャンプー、コンディショナー共に専用クリーナーがベター
洗ったら自然乾燥で良い
その他人髪のため、髪質に個体差がある静電気が起きやすい静電気が起きやすい
価格

ミックスは、人毛のナチュラルさと人工毛の手入れのしやすさの両方を併せ持ち、価格面でも人毛より安価なので選ぶ人が多く、ウィッグの主流となっています。

■部分ウィッグ、ハーフウィッグの色選び

部分ウィッグやハーフウィッグは自毛を活かして使うウィッグなので、自毛に近いものを選びます。
現在ウィッグの主流となっているのは人毛ミックスですが、人毛ミックスは染めることができません。なので色選びのポイントは、「自毛の毛先の色に近い色」を選びます。さらに自毛に近い暗い色よりも、自毛より少し明るめを選びます。
どうしても色味が合わない場合は、ウィッグに合わせて自毛を染められる方もいらっしゃいます。
人毛100%の場合は染められるので、自毛の色に合わせることができます。ただし、暗い色から明るい色へは染まりにくいので、購入の際には注意が必要です。

ウィッグの自然な着け方・外し方

ウィッグでいちばん大切なのは「自分の髪の毛のように自然に見える」こと。なじませ方にコツがあります!

■基本の着け方
【部分ウィッグ/ハーフウィッグ】

画像|基本の着け方

\ウィッグをよりなじませて自然に見せるコツ!/

\ウィッグをよりなじませて自然に見せるコツ!/

購入したら、装着する前に自分の頭にのせてみて、位置を少しずつずらしながら「ここが似合う!」というベストポジションを探してみてください。また、使えば使うほど自分のスタイルの流れがクセづいてきて、しっくりとなじんでいきます。

装着したら手で自毛とウィッグをもみ込むように、くしゃくしゃっとなじませるとナチュラル感がアップします。

【フルウィッグ】

\ウィッグを自然に見せるコツ!/

\ウィッグを自然に見せるコツ!/

装着前に軽く上下に振って、寝ている毛を起こし、手ぐしで整えます。ブラシだと整いすぎてしまい不自然に見えやすくなってしまいます。

◎装着したら左右のどちらかに

装着したら左右のどちらかに毛を流してエアリーにふわっとさせ、トップは毛を手でつまむようにしてふんわりと高さを出します。頭が大きく見えないように、ハチ(頭頂部とサイドの間の出っ張り)はボリュームを抑えてスッキリさせ、サイドはふっくらと整えます。

ボリュームが出すぎないように、全身または上半身とのバランスを見ることも大切です。

■外し方

外し方は簡単です。すべての装着ピンを開いてから、自毛と絡まないようにゆっくり外します。

ウィッグのお手入れと保存

決して安くないウィッグ。できるだけ長持ちさせるためにはメンテナンスが大切です。ウィッグは洋服と同じで、着用している間に汗や皮脂、ホコリなどで汚れてしまいます。そのまま放置しているとウィッグが劣化するので、定期的に洗ってお手入れするのがおすすめです。
毎日使用する場合は、1週間に1度が目安になります。逆に使うたびにシャンプーをするのは、抜け毛の原因になるので控えめにしましょう。
人毛100%の場合は普段使いのシャンプー、コンディショナーを、人工毛が含まれる場合は専用のシャンプー、コンディショナーを使うのがベターです。市販のシャンプーは人の髪の汚れを落としやすく、人工毛用のシャンプーはウィッグの汚れを落としやすく作られているためです。
また、どのウィッグの場合でも熱湯の使用は厳禁で、水かぬるま湯を使用します。

■基本的な洗い方

画像

基本の流れ

※各社メーカーによって洗い方が異なりますが、基本は以下の流れで行います。

1.ブラッシングをする
2.洗う&すすぐ
3.タオルドライ
4.自然乾燥またはドライヤー(素材による)

文|人毛100%ウィッグの洗い方

【人毛100%ウィッグの洗い方】

1.洗う前に装着ピンを閉じ、専用ブラシまたは粗目のブラシでブラッシングをして、もつれを直したり、ホコリを落とします。

2.洗面器などに「ぬるま湯」を張り、「お手持ちのシャンプー」を適量溶かします。根本から毛先に向かって指先で髪をとかすようにやさしく洗います。すすぎはシャワーなどの流水で同様に手で行います。再度ぬるま湯を張り、適量の「お手持ちのコンディショナー」を溶かして3分ほどつけ置きしたら軽くすすぎます。

3.タオルでウィッグを挟み込み、両手で挟みながらパンパンとたたきながら、水分をとります。もんだり、こすったりしてはいけません。

4.半乾きの状態でブラシを使ってとかしたら、ウィッグスタンドにのせてスタイルを整え、自然乾燥させます。急ぎの場合は裏地部分を中心に、ドライヤーを約30cm離した位置で乾かします。

文|ミックスの洗い方

【ミックスの洗い方】

1.洗う前に装着ピンを閉じ、専用ブラシまたは粗目のブラシでブラッシングをして、もつれを直したり、ホコリを落とします。

2.洗面器などに「水」を張り、「専用シャンプー」を溶かし、軽く揺らしながら洗います。根本から毛先に向かって指先で髪をとかすようにやさしく洗い、すすぎはシャワーなどの流水で同様に手で行います。再度ぬるま湯を張り、適量の「専用コンディショナー」を溶かして3分ほどつけ置きしたら軽くすすぎます。専用コンディショナーにはなめらかにするだけでなく、静電気を防ぐ効果もあります。

3.タオルでウィッグを挟み込み、両手で挟みながらパンパンとたたきながら、水分をとります。もんだり、こすったりしてはいけません。

4.ウィッグの裏地部分を持って、根本を立ち上げるために軽く2〜3回振ります。半乾きの状態でウィッグスタンドにのせ、ブラシで軽く整えて自然乾燥させます。スタイルに沿ってとかすとキレイに仕上がります。またはドライヤーの「冷風」で裏地部分を中心に乾かします。

文|人工毛の洗い方

【人工毛の洗い方】

1.洗う前に装着ピンを閉じ、専用ブラシまたは粗目のブラシでブラッシングをして、もつれを直したり、ホコリを落とします。

2.洗面器などに「水」を張り、「専用シャンプー」を溶かします。軽く押し洗いをし、しっかりすすぎます。再度水を張り、適量の「専用コンディショナー」を溶かして3分ほどつけ置きし、軽くすすぎます。専用コンディショナーにはなめらかにするだけでなく、静電気を防ぐ効果もあります。

3.タオルでウィッグを挟み込み、両手で挟みながらパンパンとたたきながら、水分をとります。もんだり、こすったりしてはいけません。

4.半乾きの状態でウィッグスタンドにのせたり、タオルの上に置いて自然乾燥させます。乾燥してからブラッシングしてスタイルを整えます。


商品によって洗い方が違うので、説明書を確認するのが大切です。

■保存の仕方

帰宅後、ウィッグを外したら丁寧にブラッシングをしてホコリを落とします。
部分ウィッグ、ハーフウィッグ、フルウィッグともに、購入したときの箱などに入れて保存せず、ウィッグスタンドやウィッグハンガーを使い、風通しの良いところに置きます。ホコリよけのために、上から布をかぶせるのもおすすめです。
平らなところに置いたり、ポーチに丸めて収納してしまうとスタイルが崩れたり、キレイなカールやストレートに不自然なクセがつくことがあります。
ウィッグスタンドは数百円の安いものもありますが、茶筒やペットボトルなどの円形のもので代用する方法もあります。

Q&A
まだまだ知りたい!気になるいろいろな疑問!


Q.ウィッグを始める目安はどんなときですか。 ・薄毛、白髪が気になったとき。
・以前と違ってスタイリングが決まらない、と思ったとき。夕方までセットがキープできない、ということを感じたら、髪のコシ・ハリがなくなってきているかもしれません。
・服装に合わせてヘアスタイルもキレイに決めたい、スタイリングをラクにしたい、などおしゃれなアイテムとして取り入れたいとき。

Q.装着時の不快感、頭皮への負担が心配です。  基本的にはありませんが、少しでも違和感がある場合は留め直してください。

Q.ウィッグの上から帽子をかぶっても大丈夫ですか。  問題ありませんが、人毛の場合は(髪質にもよりますが)跡がつきやすいです。

Q.サイズ調整はできますか。 フルウィッグの場合は、ウィッグの内側の後ろ側にアジャスターが付いているものはサイズ調節が可能です。

Q.ウィッグの毛は抜けますか。  粗目のブラシを使うと抜けにくく、目が細かいと引っ掛かりやすくなります。

Q.毎日使えますか。  大丈夫です。靴や洋服と同じ感覚で、2つを交互にお使いの方が多いようです。

Q.耐用年数はどれくらいですか。買い替えの時期は?  メンテナンス次第で変わりますので一概に何年とはいえませんが、長くお使いの方もいらっしゃいます。買い替えはスタイルがうまく決まらなくなったときや、気分を変えたいときなど。

Q.洗う頻度はどれくらいですか。  使用する季節にもよりますが、毎日使っている場合は1週間に1度程度。たまに使う場合は2〜3週間や気になったときなどに洗うと良いと思います。

Q.値段に違いがありすぎてよく分かりません。  自然な見た目や快適なかぶり心地など、品質の良さは安価なものでは実現できません。

Q.カットやアレンジもできますか。  上級編でご紹介しております。

〜 基礎編まとめ 〜

ウィッグは手を出すのに勇気がいるかもしれません。でも最近はウィッグがおしゃれや趣味、身だしなみなど、さまざまな用途で幅広い世代に流行っています。ヘアアクセの売り場にはキッズ用ウィッグも販売されていたり、バレッタ式、カチューシャ式などヘアスタイルを気軽に楽しむためにさまざまなウィッグが登場しています。
ヘアスタイルだけで人の雰囲気はずいぶんと印象が変わります。部分ウィッグでちょっとボリュームを足すだけでも全然違いますし、髪型が決まると自信が持てて、お出掛けがもっと楽しくなるでしょう。分け目や白髪が気になる世代も、お気に入りの服を買うように、“おしゃれウィッグ”で素敵に見違えてみませんか?

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