魚沼通信
2019年11月号
来年に向けた土作りが始まりました!
テキスト
農家の皆さんは収穫が終わると早速、来年に向けた土作りを行います。
稲は田んぼの養分やミネラルを吸収しお米を育てます。収穫すると田んぼの養分が少なくなるので微量要素を含んだ土作り肥料を散布し刈り取った稲ワラと混ぜて耕します。そして、春までの間に雪の下では土の中の微生物がワラを分解し、稲が吸収しやすい状態となり、翌年のための栄養分へと変化していきます。
安定して高品質のお米ができる土壌作りをしっかり行うことで、稲は食味の良いお米に育つことができます。
来年も美味しい「魚沼産コシヒカリ」が作れるように、雪が降るまでに今年最後の作業をしています!
当JA管内では収穫、集荷・検査作業も一段落し、各地域の収穫量、品質を確認しておりますが、収量は減らずとも、残念ながら品質が悪く、県平均と同等まで低下しました。
これは夏場、稲穂が出るタイミングで高温が続き、若い稲穂がダメージを受けたことが要因とされています。その後は全国的に異常気象があった中、比較的被害が少なかった当地域では順調に生育し、食味の良いお米に仕上がりました。
当JA独自で行っている食味検査については、昨年並みかそれ以上の結果を残した農家が多く、味には自信があります。
農家の方からは「今年の米を炊いて食ってみたども(食べてみたけど)、味は去年よりいいみてぇだてぇ!(いいみだいだ!)見てくれは良くないけど甘みもあるしうんめぇてぇ!(見た目はよくないけど、甘みがあって美味しいよ!)」と言っていました。
今年の新米はいかがだったでしょうか?
このような全国的にも厳しい気象条件の中でも精根込めて育てたお米です。
新米の甘い香りや食味の感想など、皆様方のお声が農家に届けばこれからの活力に繋がります。
おにぎりにしてもとても美味しいです! シンプルに塩むすびもオススメです。
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