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【コーヒーコラム Vol.2】スペシャルティコーヒーってどんな豆?

2016.08.12 / カフェディノス編集部

椎名さんのコーヒーにまつわるコラム。今回は、スペシャルティコーヒーについて語ります。格別な味わいは、どこから来るのでしょう? ぜひ、この新しいコーヒーを知ってください。

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こんにちは、自家焙煎コーヒーショップ「MAME'S(マメーズ)」店長の椎名香です。今回は、スペシャルティコーヒーについてご説明します。まったく違うことが分かりますよ。

スペシャルティ・コーヒーの基準とは?

コーヒーの味を評価するためには、評価するポイントを明確にすることが必要です。その評価ポイントについて、簡単にご紹介しましょう。まず「香り」。複雑で魅力的な香りであればあるほど、高評価となります。そして、「フレーバー」「後味の印象」が評価されます。

個別の味わいとしては、「酸味の特徴」「口に含んだ質感」(これはワインで言うと「ボディ」にあたります。)「甘み」(日本人であれば「旨み」の方が分かりやすいかもしれません)などが評価されます。そして、雑味がいかに少ないかという「クリーンカップ」、最後に、味わい全体の「バランス」や「調和」を評価して、点数化してゆきます。

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皆さんもコーヒーを飲むときに、ちょっとワイン気分で香りを意識して嗅いでみたり、苦味だけでなく、「甘み」「酸味」「質感(ボディ)」を感じながら飲んでみると、コーヒー豆による味の差を、より感じることができると思います。どうぞ、一度トライしてみて下さい。

スペシャルティ・コーヒーはどこで作られる?

では、スペシャルティコーヒーはどこで作られているのでしょう?

基本的にコーヒー豆の産地は、赤道を中心に北回帰線と南回帰線にはさまれたゾーンが中心です。このいわゆる「コーヒーベルト」の中でも、標高のより高いところが、美味しいコーヒーを育むと言われています。

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スペシャルティ・コーヒーが登場する以前の産地では、コーヒー豆を、特に農園ごとに管理をしたり、それぞれの品種の味の違いに注目したりすることはほとんどありませんでした。ワインで言うなら、ワインを造るのは「ぶどう」であり、とにかく「ぶどう」であればワインはできる、というような考え方です。

こうした考えは、スペシャルティ・コーヒーの時代になって、大きく変わりつつあります。それぞれの農園の美味しさへの努力が、評価という形で認められるということは、農園にとって今まで以上の利益をもたらすということでもあります。きちんとした評価と目指すべき「美味しさ」が規定されたことで、世界的により美味しいコーヒーを育てようという動きが広がっているのです。

こうして、南米、中米はもとより、中東、アフリカ、アジアでも、素晴らしい農園から生み出されたスペシャルティ・コーヒーが、年々増えてきています。こうしたコーヒーだからこそ、豆はもとより、鮮度から抽出方法まで、きちんとこだわって淹れたいものなのです。




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