寝る場所の確保は、新居に引っ越してきた初日からも必要なので、ベッドや寝具はあらかじめ用意しておくのがおすすめです。
ベッド単体だけではなく、枕や掛け布団、カバー、毛布などの寝具一式まで用意すると快適な睡眠環境を作れます。また、ベッドを使わない場合は敷布団も必要になるため、用意し忘れないように注意が必要です。

生活空間の快適さを保つのと、防犯の観点から優先して用意すべきなのがカーテンです。
夏なら直射日光を遮って室内の暑さを和らげ、冬なら冷気を遮って室内の温度低下を緩和するのに役立ちます。さらに、カーテンがあれば窓の外から室内を隠せるため、防犯やプライバシーの確保という側面でもカーテンの存在は大切です。

引っ越しの際に持ち込む荷物が多い場合は、新居にある既存の収納スペースでは足りなくなる可能性があるため、あらかじめ収納家具を用意しておくのがおすすめです。
特に、一人暮らしにおすすめの収納家具としてあげられるのがカラーボックスで、配置や組み立て方の自由度が高く、スペースの有効的な活用が期待できます。

テーブルやデスクなども、食事や勉強、ノートパソコンの使用など用途が多岐に渡るため用意しておくべき家具の1つです。
大型のテーブルやデスクなどは運搬や組み立てが大変なので、一人暮らしを始めたての内はコンパクトな折り畳み式の机を使い、必要に応じて大型の物を用意するのがおすすめです。

新居にスペースの余裕があるなら、ソファを設置して生活空間の質を上げられます。
ソファを置くことで、空間を区切ってレイアウトを明確にできたり、ソファベッドタイプの物を選べば、そのまま寝具としても使えたりするメリットがあります。大型の物が多いソファは運搬や設置が大変になりがちですが、メリットも多いので余裕があれば用意しましょう。

リサイクルショップやフリマアプリなどで販売されている中古の家具にすると、費用を抑えられる可能性が高いです。
ただし、中古品なので状態確認を怠らず納得できる物を選ぶのが大切です。なぜなら、買ったは良いものの、実際に使ってみたら不満点が見つかり、結局買い替えて最終的に予算オーバーになる可能性があるためです。
フリマアプリで購入する際は、実際に見たり触ったりするのが難しいので、特に状態確認が重要といえます。

友人や知人などに不要となった家具を譲ってもらえれば、一人暮らしする際にかかる家具の費用を抑えられます。
友人や知人の立場からも、廃棄にかかる手間や費用がかからないというメリットがある一方、運び出しや移送に手間がかかるというデメリットもあるため、互いに確認や話し合いを充分に行った上で実行するのがおすすめです。

家具にかかる費用を抑えるための方法としてあげられるのが、あらかじめ家具が付いている物件を選ぶことです。
最初から家具が付属していると費用を抑えられるだけでなく、運び出しや設置などの手間が省けるメリットもあります。ただし、物件によって付属している家具の種類や特徴は異なるため、自分にとって使い勝手が良いかを事前に確認して物件を選ぶのがおすすめです。

家具のレンタルやサブスクを利用すると、家具一式をそろえるための初期費用を大きく抑えられます。
購入する場合と異なり、実際に設置して使用感を確かめられる、退去時の処分が不要で、返却するだけで良いなどのメリットがあります。また、サービスによっては一定期間レンタルを続けると、そのまま購入できるケースもあり、改めて家具を購入するよりも経済的です。

新年度で引っ越し業者の繁忙期となる3月〜4月を避けて引っ越しをすると、費用を抑えられる可能性が高くなります。
引っ越し業者の料金設定は、荷物の量や移動距離に加えて、どれだけ引っ越しの件数が多いかで変動するためです。さらに、閑散期でも土日より平日の方が安くなる場合もあるので、料金を確認してより安い日を選ぶのがおすすめです。

引っ越しの費用を抑える方法として、荷物の量を減らすことが1つの方法です。荷物の量が減れば、引っ越しにかかる人員やトラックのスペースなどが減り、引っ越し料金が安くなります。
大型の家具や家電などを除き、自分で運べる荷物は自分で持っていくなどすれば、引っ越しの荷物を減らせます。

引っ越し業者によっては、単身者向けのサービスを展開している場合があり、料金が割安になる可能性があります。
ただし、単身者向けの引っ越しは専用のボックスやカーゴを使った「積み切り」タイプなので、ベッドやソファなど大型の家具などは運べない場合があります。そのため、大型の家具は別の方法で運び出して配送する必要があり、複数のサービスを利用して結果的に費用が高くならないように注意すべきです。

トラックと運転手の貸し出しサービスを行っている赤帽を利用すると、通常の引っ越し業者へ依頼するより費用を抑えられる場合が多くあります。
ただし、担当者によってサービスの質に差があり、荷物の梱包や家具などを運び出す際に周囲を保護する養生など、各種引っ越しに伴う作業を行ってくれない場合もあるようです。また、赤帽は基本的にトラック運転手1人しか派遣されないので、荷物の運搬作業をスムーズに進めるために、こちら側でも人手を複数用意できると安心です。

安く引っ越しを済ませる手段として、自力で荷物や家具などを車で運ぶ方法もあります。
ただし、梱包や壁や床などを保護する養生を自分で行わなければならない、大型の家具などを運ぶために人員を用意する必要がある、大型の車を運転しなければならないなど、労力がかかりハードルも高いです。