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レビュー使ってみた!ガーデンスタイリング一押しアイテム

散水時の浸透力の違いを実感できる【散水ノズル】 by ひで

ガーデンスタイリング

「使ってみた!」連載第9回目は、人気ブロガーひでさんです!今回は、散水ノズルストレート長さ28.5cm 園芸用散水ノズルストレート35cm 園芸用(鉢物)散水ノズルストレート セル苗用59cmを使い比べていただきました。

散水時の浸透力の違いを実感できる【散水ノズル】 by ひで

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■今回使用したアイテム

ハス口が異なる、3種類の真鍮製散水用ノズルを使い比べさせてもらいました!

今回、使い比べさせていただいたのは、こちら↓の3種類の散水ノズルです。

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送られて来たパッケージは、こんな感じでした。

一番奥が、柄の長さが59センチと一番長いタイプで、セル苗用のノズルらしいです。
真ん中が、柄の長さ35センチの園芸用(鉢物)のノズルで、ハス口部分が一番小さなタイプです。
一番手前のは、柄の長さが28.5センチと一番短いタイプの園芸用で、ハス口は一番大きくなっています。

パッケージを外して、もう一度並べてみましょう。

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3つ並べると、三者三様ですね。
どれも柄の部分が真鍮製で、いかにもプロっぽい感じがしていいですよね〜(笑)。
柄の長さの違いやハス口の形状の違いが、実際使ってみてどんな感じなのか、レポートしてみたいと思います。

その前に、実際に我が家で使っている散水ノズルを紹介しますね。

こんなの↓です。

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我が家の中庭、シェードガーデンに置いているテラコッタ製のホースリールです。
目立つ場所なので、プラスチック製のホースリールだと違和感があるので、他のテラコッタ鉢に合わせるように、このテラコッタ製のホースリールを使っています。
巻き込んだりするのが面倒だったり、水が溜まって苔むしたりするデメリットがありますが、見栄え重視で(汗)、もうかれこれ10年以上も使っていると思います。

話は少し逸れました(汗)。
散水ノズルの話に戻しますね。

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接続している散水ノズルは、こんなの↑です。
ごく一般的な散水シャワーで、ホームセンターなどで普通に売られているものです。

先端部が回転して、「シャワー」や「セイリュウ(清流)」「コウカク(広角)」など、いくつもの散水方法に変えられるというメリットがあります。
ハンドル部分を握って水を出すという機構で、フックが付いていて固定もできるようになっています。

これはこれで便利なんですが、以前、園芸店で店員さんが真鍮製の散水ノズルを付けて散水されている姿を見かけたことがあって、それがとてもプロっぽくて憧れてました(笑)。
なので、今回、この3種類の真鍮製の散水ノズルを使わせていただけるということで、とてもワクワクしています。

さて、この自宅にあるホースに、今回の真鍮製の散水ノズルを取り付けるには、少し加工が必要でした。
というのも、現在使っているホースの径が小さくて、真鍮製の散水ノズルに入らないのです(汗)。

そこで、いくつか部品を購入しました。
購入したのは、以下↓のものです。

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真鍮製の散水ノズルに合う内径(18ミリ)のホースを3メートルと、ホースと散水ノズルを固定する金物、そして内径の異なる既存のホースとをつなぐ、プラスチック製のジョイントパーツです。
ホースを全部、取り替えるとなると、結構な費用もかかりますし、今まで使っているホースも無駄になってしまうので、必要最小限のコストと手間で出来る方法を選びました。

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既存のホースにつなぐために、3つの散水ノズルそれぞれに1メートル分のホースを切り分けました。

このホースを真鍮製の散水ノズルに取り付けるのですが、あまりにもピッタリサイズなので、なかなかうまく入ってくれないので、少し工夫します。

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散水ノズルを取り付ける側のホースの先を、熱湯に浸けて、熱で幅を広げます。
こうすると、すっと散水ノズルに差し込みが出来て、冷えると抜けなくなります。

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こちらが、散水ノズルにホースを取り付けた様子です。
結構、奥の方までしっかりとホースを差し込みます。
この時、ホースに巻き癖のようなものがありますので、持った時に自然な向きになるよう、ホースを差し込む向きをチェックした方が良いです。

続いて、このホースが抜けないよう、また隙間から水が漏れないよう、留め金具を取り付けします。

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こちらも、普通にホームセンターで手に入ります。
1個100円くらいだったかな?
いくつか金具の大きさに種類がありますので、ホースの径に合わせて選んで下さい。

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あとは、金具を適正な位置に留めて、マイナス・ドライバーを使って、金具を締め付ければ完了です。

続いて、既存のホースとのジョイント部分を作ります。

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今回使ったのは、こちら↑の製品。
異なる太さのホースをジョイントするためのプラスチック製のパーツです。
1個600円くらいだったでしょうか?
これ以外にも他メーカーが同様の製品を出していると思いますので、チェックしていただければと思います。

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ジョイントパーツの取扱説明書を読みながら、部品を取り付けて行きます。

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ジョイントパーツ、取り付け完了です。

これでようやく下準備完了しました。

ここまで長く書いてきましたが、必要なものさえ購入していれば、下準備は15分程で終わってしまうほど、簡単ですよ(笑)。

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これで、既存のホースに接続するパーツが出来上がりました。
ホースの先端に真鍮製の散水ノズル、反対側に口径の異なるホースをつなぐジョイントパーツがくっ付いています。

既存のホースと散水ノズルを横に置いて、比較してみます。

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こんな↑感じになります。
ホースの口径の違いが分かりますね。

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既存の散水ノズルを外して、今回作った真鍮製の散水ノズルを付けたホースを接続します。

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こんな感じでピッタリと接続完了しました!
ホースの色を合わせておけば、ほとんど違和感無く見えると思います。

3本このジョイントパーツを用意しておけば、気分に寄って手軽に散水ノズルを取り替えて使うこともできますよ(笑)。

前置きが長くなりましたが(汗)、ここからようやく3種類の散水ノズルの使い比べレポートを書きますね。

まずは、こちら↓のから

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柄の長さが35センチで、先のハス口が小さいタイプのものです。
説明書きでは、園芸用(鉢物)と書かれている対応です。
美しいシャワーで、水切れもとても良いです。

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同じものを上から見下ろした画像です。
ハス口が一番小さいので、水の拡散が比較的狭い感じがします。
小さな鉢に向いている散水ノズルかもしれません。

続いて試したのが、こちら↓散水ノズル

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こちらは、柄の長さが28.5センチと一番短いタイプで、逆にハス口は楕円形で、一番大きなタイプの散水ノズルです。
水を出してみると、こんな↑感じ。
ハス口が大きい分、比較的広範囲に水を拡散してくれます。
この散水ノズルも、とても水切れが良いです。

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同じ散水ノズルを上から見下ろしのアングルで撮ってみました。
この画像でも分かるように、タワシ型をしたハス口で、広範囲に水が拡散しているのが分かりますね。
大きめの鉢植えや広い花壇に向いているかもしれませんね。

ただ、柄の長さが短いので、奥の方にある鉢には届きにくいというのがあります。

最後は、こちら↓です。

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今回使い比べした散水ノズルの中では、一番柄の長いタイプで、柄の長さが59センチもあります。
ハス口は、3つの中でちょうど真ん中くらいのサイズで、円形をしています。
水を出してみますと、このしぶき!
水切れがとても良いですね。

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水を出しているところを横から見たところです。
ひとつひとつの水滴がとても細かいのがよく分かります。
このタイプは柄の長さが59センチもあり、遠いところまで水が届くので便利です。
今回使い比べさせていただいた中では、ボクが一番気に入ったタイプです。

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最後にもう一枚。

実際に、鉢植えや花壇の植物に水遣りをしましたが、土に水が浸透していく感じがとても実感できました。
これは、3つの散水ノズルに共通する感想ですが、本当にしみ込んで行く力、「浸透力」が半端ないです。
これまで使って来た散水ノズルとは、ひと味もふた味も違います。

あとは、見た目に格好良いということですね!

真鍮でできたこの「道具感」というか、本物を使っているという優越感に浸れます(笑)。
とても丈夫そうですし、長く愛着をもって使える道具だと思います。
一般的な散水ノズルに比べると、水流が変えれないとか、手元で入り切りができないとか、多少の不便もありますが、それ以上の使用感や満足感がある道具だと思います。

是非、一度実際に使ってみられてはいかがでしょうか?

by ひで

■ガーデンスタイリングスタッフより

「散水ノズル」使い比べレビューはいかがでしたか??
真鍮の素材がとても格好良く、特別な気分を味わえそうですね。どのタイプのノズルもやわらかい散水になるので、大事な花や野菜を痛めることなく水遣りを行うことができますよ。その日の気分やお家の花壇、プランターに合わせて散水ノズルを選んでみては??

■今回ひでさんに使用していただいたアイテム