お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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毎年

クリスマスの時期に展示を行います

今回のテーマは『冬の森』

昨年から『森』がテーマです

カリグラファーの中村弘美さんの作品も一緒に展示させていただき

文字の美しさと植物たちが

ひとつの空間で調和しました

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今回の展示のシンボルツリーは

庭で剪定した桑の木でした

桑の木は、鳥たちが実を食べいろんな場所に運ぶため

庭のあちらこちらに育ってしまいます

ですので、タイミングを見計らって剪定しないと桑畑のようになります

今回、剪定した桑はかなり大きくなっていましたし

枝ぶりがとてもきれいだったので

使うことにしました

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とても不思議なのですが

桑の木はなにも固定しなくても

枝が天井にバネのように支えてくれて

自然な姿で自立してくれました

あまりに自然なので、気づかないひとも

多かったです

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今回は、ヒバや杉の枝をたくさん使いました

それも、地元で剪定したものを分けていただき

会場に1歩入ると森林浴のような香りが広がり

訪れた方から

まっ先に言われるのは

『香り』のことでした

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リースもナチラルな感じでつくりました

ベースに使う杉の葉はあえて、切りそろえず

ふぞろいな感じで仕上げるのが好きです

冬に見る杉の枝は、すがすがしく

昔から、酒蔵に大きな杉玉が吊されると『新酒』ができたという

おしらせになっていました

杉玉は看板のような役割を果たしていたのだとおもいますが

看板を出すより杉玉のほうが

見た目も美しく、粋な感じがしますね

なにより、杉玉をみると自然への感謝や日本人の持っている

美意識を感じます

リースを飾ることも

農作物の方策祈願や新年に幸福を呼び込むという意味があります

柊を使うと魔除けという意味もあるようです

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植物は昔から

私たちの暮らしに切っても切れない

たいせつな存在だということを

今更ながら感じています

冬の時期は

那須は雪に覆われるので

庭仕事も春までお休みですが

土の下では植物たちが

春の準備をしています

暖かい日がつづくと春だと勘違いしたタンポポなどが

花を咲かせたりします

なんだか

あわてんぼうだなぁと

くすっとしてしまいますが

そんな姿も心を和ませてくれます

もうすぐ

あたらしい年が始まります

来年も良い1年でありますように

良い年をお迎えくださいね

RARI YOSHIO

RARI YOSHIO

クリエーター。東京生まれ。2007年那須に移住。ギャラリーショップ『JARDIN BLANC』主催。主な仕事はイラスト、デザイン、スタイリング、ショッププランニングetc.。 最近はフラワーアーティストとして恵比寿のフラワーショップ、kusakanmuriでアレンジメントの講師も担当。那須の庭、300坪にハーブや草花を育て地元のマルシェなどに『JARDIN BLANC bouquet 』として庭の花を出店。主な書籍、『SHIMPLE NOTE』『FLOWER BOOK』『SUNDAY RABBIT』等。『&home』に連載中。

個人ブログRARI YOSHIO

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