今治のタオルメーカーを取りまとめる「今治タオル工業組合」では、独自の品質基準に合格した、上質のタオル商品であること保証する、ブランドマーク&ロゴを定めています。
マークのモチーフに用いたのは今治の恵まれた美しい自然『太陽・海・空・水』
「白」は「空に浮かぶ雲」と「タオルのやさしさ・清潔感」
「青」は「波光煌めく海」と「豊かな水」
「赤」は「昇りゆく太陽」と「産地の活力」
各色のイメージを重ね合わせ新しいJAPANブランドとしてのメッセージを込めています。

※今治で製造されたタオルが全て「今治タオルブランド」ではなく、上記の独自の品質基準をクリアした商品だけが「今治タオルブランド」を名乗ることができます。

【吸水性が高い】
今治タオルブランドの品質の最大の特徴は「吸水性」です。
タオルの一番大きな役割は「水を吸うこと」という基本を大事にしながら作られています。
品質基準として、水が入ったビーカーの上に、1cm角の試験片（タオル）を浮かべて、5秒以内に沈み始めたら合格という試験を設けています。
洗っていない使い始めでも、きちんと水を吸うタオルであるように作られています。
※製造上のホコリが含まれている可能性もあり、一度洗ってから使い始めることをお勧めします。

【脱毛率が低い】
タオルの毛羽落ちは気になりますが、今治タオルブランドでは生地タイプによって脱毛率をパイル地、無撚糸、シャーリングと個別基準を定めています。今治タオルブランドでは安心して使っていただくために、見た目には分からないような脱毛に対しても基準を設け、その水準を保っています。

【色落ちしにくい】
光や洗濯、汗、摩擦などの様々な原因によってもたらされる色落ち。使い方にもよりますが、色落ちはきちんとした染色・精練漂白などの加工工程を行っておればほぼ起きません。タオルは毎日使っていただくものだからこそ、これらにもきちんとした基準が設けられています。

【お子さまにも優しい】
繊維製品は製造工程で使用される化学物質により有害物質であるホルムアルデヒド残留が懸念される場合がありますが、今治タオルブランドではお子様から大人の方まで、あらゆる方に安心して使っていただけるよう、この残留濃度にも基準を設けています。

以上の他にも、独自の品質基準により、使い心地よく、使いやすいタオルとして、今治タオルブランドの高い品質は守られています。

買ったばかり、あるいはもらったばかりの新しいタオルは一見きれいには見えますが、まだまだ製造中に生じた細かいホコリが含まれていますので、洗濯してから使い始めることをお勧めします。最初は細かい粒子が出ることがありますが、これは2、3回洗濯をすれば出なくなります。
また、ギフトでいただいた箱詰めタオルをしばらく使わない場合、そのまま保存するのではなく、一度洗ってから保管してください。長期間放置されると、折り目の部分の生地が弱くなったり、色あせの状態が中面と表面で異なったりする場合があります。

タオルの洗い方は、洗濯ネットに入れ、できるだけ柔軟剤は使わずに中性洗剤だけで、他のものと分けて洗濯していただくのがベストです。洗濯機は、水量の少ないドラム式ではなく、たっぷりの水で洗える機種がおすすめです。

タオルの手触りがかたくなる原因のひとつが干し方です。洗濯直後の脱水したタオルは、タオル地の最大の特徴であるパイル（ループ）が、あちこちの方向に向いてしまっており、そのまま乾くとタオルがかたくごわつく原因となります。そのため、本来あるべき姿としてパイルを起こすために、両手で端などを持ってパタパタとよく振るようにし、さらに四方をひっぱって全体のゆがみを直してから乾かすことが必要です。

タオルのループ状のパイル部分が伸びてしまった場合は、生地の織り目を確認して元の方向に引っ張り直すか、それでも伸びてしまった部分が戻りきらない場合は、根元をカットして下さい。またタオルの端がほつれたり捲れたりした場合は、その上からミシンを掛けてもらうと、それ以上ほつれが進むのを防げます。