プロの料理人が20年以上使い込んだ「まな板」を見たことがありますか?
実は写真の「まな板」がまさにその20年超の実物。
あつぎ飯山温泉「元湯旅館」の総料理長・齊藤健次さんが20年以上、毎日使い続け、現在もまだ現役で活躍している「まな板」です。確かにカドが欠けていて、年季を感じますが、表面はきれいなまま。
まな板を20年以上も使い続けるには、日々の衛生管理と小まめな手入れが不可欠。
管理を怠ればすぐに黒ずんだり、カビがはえたり、包丁キズから雑菌が繁殖する心配も。
プロとはいえ、さぞかし管理が大変なことでしょう。
20年超も現役のまな板なら、毎日キチンと磨いて、乾かして、削り直すなど、小まめなメンテナンスをしたからこそ長く使い続けられた・・・と思いますよね?
ところが齊藤料理長が言うには、「たまに付属の研磨シートでこするくらいで、面倒な手入れはほとんどしていない」とのこと。
これは、かなりビックリです!
しかも、「生で口に入れる刺身などをさばくときは、このまな板しか使わない」とのこと。
衛生面でここまで信頼されているとは、かなりすごいことです。
じつは、齊藤料理長が20年以上も使い続けているまな板は、木製まな板ではなく、合成ゴムと合成樹脂の混合素材に無機質系抗菌剤を練り込んだ『抗菌まな板』だったのです。
この「まな板」は業務用サイズですが、同じ素材で作られた家庭用があります。
それが、ディノスの隠れたロングセラー商品『抗菌まな板“パルト”』です。
『抗菌まな板“パルト”』が誕生したのは今から23年前、1989年(平成元年)のことでした。
それまでも抗菌まな板は存在しましたが、ほとんどは表面加工のみ。抗菌力が長く持続することはありませんでした。
ところが『パルト』は、素材に抗菌剤を練り込み、まな板そのものに抗菌力を持たせることで、長く衛生的に使えるまな板を作り出すことに成功したのです。
今も昔も、プロの調理人にとって、何より怖いのは食中毒。レストランや飲食店、ホテル、旅館などで集団食中毒を出してしまったら、その店は立ち行かなくなります。
食中毒を防ぐには、とにかく雑菌を“つけない”“増やさない”“除菌する”ことが肝心。中でも衛生管理に気をつけなくはならないのがまな板です。
徹底した衛生管理を求める保健所からは「抗菌まな板を使うように」と指導されるそうです。
しかし木のまな板を使い慣れたプロの料理人にとって、樹脂のまな板は使いづらく、満足の行く抗菌まな板は見つからなかったそうです。
そんな時、突如現れたのが、『抗菌まな板“パルト”』。
人体に無害な無機質系抗菌剤をまな板の内部にまで練り込んであるため、たとえ包丁キズから菌が入り込んでも雑菌の繁殖を抑え、食中毒を未然に防ぎます。
この優れた抗菌力を広く知ってもらおうと、1989年国際ホテル・レストランショーに出品したところ、「表面だけを抗菌加工したこれまでの抗菌まな板とは違う」と注文が殺到。調理業界にセンセーションを巻き起こしました。
そこで齊藤料理長も試しに使ってみたそうです。
「保健所が抗菌まな板を使えっていうからさ…。しょうがないから使ってみたわけよ」と齊藤料理長。
それで…と聞いたところ「意外に良かったよ」とそっけない答えが返ってきました。しかし、結果として20年以上も使い続けているのですから、かなり気にいっているのは確かです。
木製のまな板と比べて、何がいいのか…。もちろん面倒なお手入れなしで抗菌力が長く持続することが業務用として最大の魅力です。
さらにプロの料理人に好評だったのが、木のまな板の感触に限りなく近い、包丁当たりの柔らかさ。
齊藤料理長に言わせると「包丁当たりは、木のまな板と遜色ない」そうです。
面倒なお手入れ不要で、長く衛生的に使える。この優れた抗菌能力が認められ財団法人中小企業技術開発奨励賞を受賞。さらに、社団法人東京都食品衛生協会からは推奨品に指定されたこともあり、学校の家庭用教材にも採用。
調理業界はもとより、衛生管理に気を使う主婦や小さなお子さんのいるご家庭からも厚い信頼を寄せられています。
ディノスのお客様のなかには、齊藤料理長とまではいきませんが「同じものを10年以上使い続けている」というファンもいるとか。
料理のプロが認め、20年以上も使い続けられる業務用抗菌まな板。
秋は意外に食中毒が多い季節・・・雑菌の繁殖を抑え、衛生的に使い続けられるまな板を、あなたも一度使ってみませんか。
※平成2年 6月〜
齊藤健次さんプロフィール
●神奈川中央調理師会会長・儀式包丁四條真流会会長・(社)日本料理研究会技術参与(厚木支部長)・(社)日本全職業調理師協会厚木支部長・(社)神奈川県技能士会連合会評議委員・神奈川県日本調理技能士会会長・神奈川県全調理師協会副理事長
●現在は飯山温泉「元湯旅館」の総料理長を務める。
齊藤健次さん
飯山温泉「元湯旅館」