魚沼通信
2018年4月号
世間では桜の季節だが、まだ雪が残る魚沼。
田植えにむけて急ピッチで進める「ハウス建設」。
テキスト
4月に入っても雪は多く残っていますが、コシヒカリの種籾の播種作業と並行して、3月後半からハウスの建設を急ピッチに進めています。 農作業は待ったなしなので、少しでも遅れると5月の田植えに間に合わなくなるからです。 昔から「苗半作」と言われるほど、健康な苗作りは重要なのです。魚沼では4月の後半になっても雪が降ることがあるので、ハウスに入れた苗は大切に扱い、気温が下がる夕方からハウス内でストーブを焚いたり、断熱シートで覆ったりし、しっかりと保温に努めて管理します。
急ピッチで進められる育苗用のハウス建設
この雪はいつ頃消えますか? 3月中旬頃東京から雪室倉庫の視察見学に来られた方が質問されました。今年のゴールデンウィーク前には消えると思いますと答えると、エエ!この雪はそんなに早く無くなるのですか。てっきり7月の後半頃かと思っていたそうです。確かに雪の多さは凄いのですが、これからドンドン気温が上がり、5月には田植えや野菜苗を植えられるようになります。平成25年から毎年続いている雪室倉庫の雪入れ作業が完了しました。2月・3月号でご案内しているとおり、倉庫周りに積もった多すぎる雪を雪室倉庫内に投雪し、作業は2日間と短期間で終わりました。平成29年産米は、3月末時点において倉庫から出て行くお米が多かったことから、ラックの棚は前年同時期より空いています。これから暖かくなると雪室に入った雪は、平成30年産米の入庫を待ちつつ倉庫内に雪の冷気を送り続けます。
雪室倉庫内への投雪作業
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