魚沼通信
2018年8月号
水不足の中、
産地が一丸となって
品質保持に努めています。
テキスト
7月に入り平年より半月も早く梅雨が明け、連日30℃超えの日々が続いている魚沼地域です。6月下旬から猛暑が続き、例年になく降水量が少なく、水不足により稲の生育には厳しい状況が続いております。
出穂期前後は特に水が必要なため、農家さんは農業用水を地域内・農家間で協力し合い、助け合いの心で大切な水資源を分かち合っています。
また、栽培への対応は各地区の稲作指導員・県の普及指導員が常時ほ場を巡回し、状況に合わせた適切な栽培指導を行い品質保持に努めています。
田んぼでは、引き続き農家さんが畔の草刈りに取り組みます。
草だらけにしておくと、米に黒い点がついた「斑点(はんてん)米(まい)」の原因を作るカメムシが畔の中に潜み、コメが実を付ける頃、米の素を吸いにやってきます。
農家さんは暑い日中は避け、体調管理に気を付けながら、滝のように汗を流し黙々と草を刈ります。
気象庁は7月の天候を総括し「30年に一度以下の頻度で起こる異常気象」と発表しました。魚沼地域に限らず、西日本豪雨など温暖化による災害が日本中を苦しめています。
苦しいときほど力を合わせること…
あともうひと踏ん張りです。美味しいお米をお届けするために産地一体となってがんばります。
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