魚沼通信
2018年11月号
来年に向けて土づくりが始動しました!
テキスト
生産者はこの時期、来年に向けた土作りを行います。一年に一回だけ収穫されるお米の原点は、田んぼの土にあります。
稲は養分やミネラルを土から吸収しお米を育てます。収穫すると田圃の養分が少なくなるので微量要素を含んだ土作り肥料を散布し、耕します。春までの期間に土の中の微生物がワラを分解し、稲が吸収しやすい状態となり、翌年のための栄養分へと変化していきます。安定して高品質のお米ができる土壌作りをしっかり行うことで、稲は異常気象にも強く、食味の良いお米に育つことができます。
来年も美味しい「魚沼コシヒカリ」が作れるように、農家は雪が降る前に一息つくまもなく作業に取り組みます。
10月末、北陸農政局が発表した10月15日付の平成30年産作況指数は魚沼97≠ニ先月発表の作況指数魚沼100≠ゥら3ポイント下方修正となりました。
当JA管内では収穫作業も終盤を迎え、各地域の収穫量を確認しておりますが、残念なことに収穫量は作況指数よりもさらに減少となる見込みです。
そんな厳しい状況ですが、当JA自慢の食味検査では、良食味米が検出されており、しっかりと数量を確保できております。
皆様、今年も新米はいかがだったでしょうか?
全国的にも厳しい気象条件の中でも、生産者がくじけず、投げ出さず、最後まで精魂尽くして育てたお米です。そんな努力が、食味にも出ていると信じております。
是非、30年産米をお楽しみください。
炊き立てのホカホカご飯ももちろん美味しいですが、冷めても格別な味わいがあります。おにぎりもオススメですよ!
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