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【コーヒーコラム Vol.16】コーヒーの品種って何?

2016.12.07 / カフェディノス編集部

今回のコラムのテーマはコーヒー豆の品種について。種類もいろいろありますが、その産地を見ているだけでも世界旅行ができそうですよ。

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これまでのコラムでは、色々な淹れ方を見てきましたが、ここからはもう少し詳しくコーヒーについての色々な知識について、触れてゆきたいと思います。

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まずは、コーヒーの品種です。コーヒーにも、ワインと同様様々な樹の品種があります。

そもそもアカネ科の樹木であるコーヒーですが、約70種のコーヒーノキに分類される植物の中で一般に飲まれているのは、大きくは2種、アラビカ種とロブスタ種です。

お話してきましたスペシャルティコーヒーは、100%アラビカ種です。複雑で上質な香味を持ちますが病害虫に弱いのが弱点です。対してロブスタ種は、独特の苦味と香りを持ち、簡単に言うと、美味しくはありません。ただし、病害虫に強く価格が安いのが利点で、ブレンドやインスタントなどに使用されることが多い品種です。

このアラビカ種の発祥の地と言われているのが、エチオピア。そこから、種子と苗の旅が始まりました。インドから、インドネシアのジャワ島を経て、ヨーロッパの植物園へ。さらにそこから、カリブ中米へと広まったのが、ティピカと言われる品種。

同じくエチオピアからイエメンを経て、ブルボン島(レユニオン島)で突然変異を起こした種が、ケニア、タンザニア、そして中南米ブラジルへと移植されブルボン種と呼ばれるようになりました。一口にコーヒーと言っても、多くの人が苦難の末に栽培を続けた地球規模での壮大な旅の結果だということですね。1杯のコーヒーにもロマンがあるとも言えるでしょうか。

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