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【サードウェーブコーヒー】MERRY TIMEの小川さんが語るサードウェーブコーヒーとは?

2016.10.07 / カフェディノス編集部

こんにちは、カフェディノス編集部です。
今回ご紹介するMERRY TIMEは、日本ではまだ直営店がない、世界でも有数なサードウェーブコーヒー「Fourbarrel Coffee/フォーバレル・コーヒー」を輸入しています。
MERRY TIMEを運営している小川さんは、本物のサードウェーブコーヒーに出会うためにサンフランシスコに渡ったそうです。
そんな小川さんに、サードウェーブコーヒーの美味しさについて語っていただきました。



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---------------------- サードウェーブコーヒーと出会うきっかけは何だったのですか?

「自分はもともとコーヒー業界にいたわけじゃないんです。
コーヒーでビジネスを起こしてみようと思い立った2013年あたりから、日本でもサードウェーブコーヒーが雑誌などで取り上げられるようになりました。
そこにあったサードウェーブコーヒーが大切にしていることのひとつにコーヒー豆生産者との関係や質へのこだわり、そしてカフェに集まる人と人とのつながりを大切にしていることに共感したんです。
情報を集める中で「サードウェーブ・コーヒー読本」という本に出会い、その筆者に会いに2014年に初めてサンフランシスコへ渡ったのです。
そこで本場のサードウェーブコーヒーのカフェを体験し、味わいました。浅煎りで酸味があり、すごくフルーティで、産地によって味が全然違う。今までに飲んだことのない味わいで衝撃を受けました。
ただ、初体験ながら自分の中で強く感じる何かがありました。
1週間ほどの滞在で、4大サードウェーブカフェと言われているサイトグラス、リチュアル、フォーバレル、ブルーボトルとメジャーなカフェに毎日通いました。」



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---------------------- 実際にビジネスになるまでには紆余曲折あったのでしょう?

「そうですね。何度もサンフランシスコにも通いました。その中で、自分はなぜコーヒービジネスをするのか?どうあることが自分たちの理想的なあり方なのか?

ということを考え続けながら、また色んな繋がりが出来てきて、自分たちの思いを発信し続けました。その繋がりがたくさんの出会いをくれました。その中で今取り扱っている豆の焙煎所がそうです!

彼らのところに何回も出向いて、思いを伝えてコミニュケーションをとりながら関係性を築きました。

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Henry's House of Coffee/ヘンリーズ・ハウスオブコーヒーやMr. Espresso/ミスター・エスプレッソのカフェ、そして、Fourbarrel Coffee/フォーバレル・コーヒーから豆を卸してもらう契約を取れました。


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そんな豆をサンフランシスコで開催されたJ-POPサミットで、サイフォンで入れたのを出したのですが、行列ができるほどの人気になりましたよ。日本のコーヒー文化が本場でも受け入れられたのですね」

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---------------------- サードウェーブコーヒー、そのどこに惹かれたのでしょう?

「サードウェーブコーヒーの特徴は色々あるのですが、その一つはつながりを大切にします。

豆の袋には豆の種類はもちろん、生産地や生産者まで詳細な情報が記載されています。
フォーバレル・コーヒーはとくに生産者・生産者の協同組合とのやり取りを大事にしていて、地元のお客さんとの繋がりをすごく大切にしています。
生産者に直接アプローチして繋がっていくスタイルは日本でも増えていくのではないでしょうか。
そして僕たちはその先にある、持続可能な社会の未来を一緒につくりたいと考えています。まだ先の話になりそうですが・・・
彼らは何事にもオープンですべての情報をシェアしてくれます。抽出方法、生産者との物語などコーヒーの味わいにとって大切なレシピや物語をオープンに教えてくれるんです。
教えてもらった人は、そのレシピで、生産者の物語を伝えながら自分で入れたいと思うでしょう?おいしいコーヒーのつながりでハッピーな空間ができるんです」



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---------------------- MERRY TIMEの理想のコーヒータイムにもサードウェーブコーヒーのカルチャーが入っているのですね。

「空間と人とのつながりを大切にするという意味では入っています。
ただ、僕はお店で飲むサードウェーブコーヒーをどこでも楽しめるようにしたいんです。
家でコーヒーを入れれば、おうちカフェになる。アウトドアでも良いでしょう。

それは、一人ひとり、誰でもそんなカフェをつくることができる!

ということなんです。コーヒーを通じてワクワクする空間をつくれる人をたくさん増やしていきたいと思っています。

『あなたはいつどこでだれとメリータイムしますか』がコンセプト。
一緒にコーヒーを入れてみたい、飲みたいという気持ちを大切にする、日々の暮らしやあり方、そして生活を大切にする。そんな仲間との繋がりを増やしていきたいですね」

MERRY TIMEにとってのコーヒーは、楽しくて、素敵で、幸せな時間を作れるツール。
コーヒーをめぐる小川さんの旅はサンフランシスコから日本へ仲間を増やしながら続いています。
そして、そんな旅は2016年11月にデンマーク、ノルウェーへ行くことが決まったそうです!
ご興味がある方はmerrytimeで見てみてください!