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失敗から生まれたケーキ:タルトタタンはいかが?

2018.10.10 / みさこ

こんにちは、みさこです。今回は何か秋らしいスイーツをと思って、タルトタタンを焼いてみました。

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タルトタタンの発祥は19世紀のフランス。タタン姉妹がアップルパイ用のりんごをフライパンで煮ていたら間違って煮詰めすぎてしまい、その失敗を取り返そうと煮詰まったりんごの上にタルト生地をのせてフライパンごとオーブンで焼いたら、見たこともない美味しいスイーツが出来上がっていたそうです。

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タルトタタンはりんごを山ほど使うケーキです。今回は紅玉という小さめのりんごを主に使ったため、8個使いました。可食部だけでだいたい1.2㎏ほど。出来上がったタルトを8つ切りにすると、一切れにりんご1個分入っている計算になります。
一日一個のりんごが医者を遠ざけると言われるくらい栄養満点なりんごがたっぷり入っているところも、タルトタタンの魅力ですね。

IMG_2363.JPG今回は紅玉(↑写真右)をベースに津軽(↑写真左)も混ぜて使用しました。
りんごは酸味があってさっぱりしている紅玉が良いとされていますが、手に入りにくかったり小ぶりなものが多いので、ふじや津軽などを使ってもよいです。酸味の弱いリンゴを使う場合はりんごを煮るときにレモンを加えてもいいですね。


◎材料◎ 直径18㎝一台

りんご 5~8個(皮と芯を除いて1200gほど)

グラニュー糖 120g(りんごの重さの1割分)

無塩バター 40g(砂糖の重さの3分の1)

お好みのタルト生地・・冷凍のパイシートでもOK

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◎作り方

まずりんごの皮をむき、芯を取り除きます。今回はりんごを4つに切りました。

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バターと砂糖を加えて、りんごを煮ます。鍋よりもフライパンのほうがおすすめ。りんごが1段に並べられないときは、フライパンを2つ使ってください。

30分ほど中火にかけ、りんごが全体的にやらかくなって表面が薄いキャラメル色になったらOKです。あまりひっくり返しすぎると煮崩れするので慎重に。

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りんごが煮終わったら、キッチンペーパーを敷いたケーキ型にりんごを敷き詰めます。

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りんごを敷き詰めたら180度のオーブンで45分ほど焼き、いったん取り出して粗熱を取ります。この時に再度りんごが型に詰まるようにお玉などで上からやさしく押さえるとしっかり詰まったタルトタタンになります。

粗熱が取れたらタルト生地を、型の大きさに伸ばしてフォークで空気穴を開けて、かぶせます。

FullSizeRender_13.jpgタルト生地をのせた状態で再度180度のオーブンで45分焼きます。タルト生地が焦げないように途中何度か確認し、焦げてきそうならアルミホイルを上からかぶせます。

焼きあがったら、すぐに型から外そうとせず、粗熱を取ってから"一晩"冷蔵庫で寝かせます。しっかり冷やすことできれいに型から外すことができます。

FullSizeRender_1.jpg型から外れたら、形が崩れないように慎重に切ってくださいね。

FullSizeRender.jpgコーヒーは秋らしく、タルトタタンの酸味ともあうように、ラテンアメリカ産のコーヒーで少し深入りのものがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。
タルトタタンは時間はかかりますが、材料がりんご・砂糖・バター・タルト生地と非常にシンプルなのでまず失敗しません。
ぜひ、時間のある休日などに好きな音楽でも聴きながらゆっくり作ってみてくださいね。

みさこ
大学院で品種改良を勉強しながらカフェで働いています。
コーヒーに恋してしまってから、「コーヒーのことならなんでも知りたい!」と色々な場所を訪れ、色々な人と出会いました。

■興味のある分野→コーヒーの品種改良・サスティナブルコーヒー