第1回目は、tomoさん宅のインテリアをご紹介しました。2回目の今回は、カフェ的雰囲気をつくる、まねできそうなアイデアをご紹介していきます。

■■アイデア①壁や天井を使って飾る■■

【写真上：キッチンのシンク上にはオープン棚を付け、飾ることを意識したスペースに】

カフェ的雰囲気づくりに欠かせないのは、目を楽しませてくれるディスプレイコーナー。とはいえ、子どもが小さいうちは、飾るのが難しいと考える人も多いようです。

そこで、参考になるのがtomoさんの、壁と天井を使うディスプレイ術。
「今、下の子は2歳なので、手が届くところにはあまり飾れません。だから上へ、上と目を向けるようになりました」。

お子さんのいたずら対策ではありましたが、目線に入ってくる場所に自然に飾ることができ、よりそれぞれのものを楽しめるディスプレイになっています。

【写真上：ライティングレールにフックをとりつけ、モビールのような花器を】

【写真上：キッチンの上には、つっぱり棒でドライフラワーを飾っています。
賃貸でも真似できそうなアイデアです】

【写真上：子どもたちの写真を壁に。このさりげなさが、おしゃれな雰囲気をつくります】

【写真上：換気扇の整流板に、マグネットでワイヤーポウルを取り付けて、ツール類を見せる収納に】

■■アイデア②お気に入りの器や雑貨を少しずつ買い集める■■

【写真上：ブルーの植物柄のプレートは鹿児島睦さん、ガラス器は石川硝子工藝舎、ポットは小山乃文彦さん、右の器は旅先で購入した作者不詳のもの】

カフェを訪ねる楽しみに、いろいろな器を使ってみられる喜びがあります。器こだわりのカフェには、また行ってみたいと思わせる力があるのではないでしょうか？　

tomoさん宅の食器棚にもすてきな器がいろいろ。一気にたくさんセットで揃えるのではなく、旅先で購入したもの、お気に入りの作家の個展に出向いて選んだものなど、ひとつひとつに思い入れが。

こんな食器を並べた食卓は、幸せな風景を連れてきてくれそうです。

【写真上：井山三希子さんの器は、最近個展に出向いて手に入れたお気に入り】

【写真上：〈バーズワーズ〉のフリーカップは、コーヒー、紅茶だけでなく、デザートカップにもなります】

【写真上：器だけでなく、実用品もお気に入りをセレクトしておくことで、暮らしの質が上がります】

【写真上：ティーウォーマーはコーヒーや紅茶を温かく保てるから
tomoさんのお気に入りアイテム。〈ハリオ〉のもの】

■■アイデア③子どものものや、生活感の出るものと上手につきあう■■

ナチュラルなカフェ空間に、カラフルな子どものものや生活感をかもし出してしまうものが目立ってしまうと、ちょっと台なしの気分になります。だからといって、暮らしを営む場所を必要以上に片づけてしまうのも、現実的ではありません。

tomoさん宅には、暮らしやすさをキープしながらも空間の雰囲気を壊さないアイデアがいろいろ見つかりました。

【写真上：子ども椅子もナチュラルなものをセレクトして、空間に溶け込ませます。
〈カロタチェア〉と呼ばれる日本人デザイナーによるもの】

【写真上：かわいいかごの中に入っているのは、じつはおむつ。
パッと手に届くところにありますが、生活感はゼロ！】

【写真上：リビングの中にウォークインクローゼットを作ることで、
洗濯物やバッグがソファの上に置きっぱなしというのが防げます】

【写真上：掃除に使う羊毛はたきは、ホーローのピッチャーに挿し、
テレビの横に。使いやすく、でも目の邪魔にならないアイデア】

【写真上：リモコンはかごに入れてカーテンレールにひっかけ。すぐに真似ができそうです】

今回、取材をさせていただいたのは、tomoさん。

【プロフィール】
神奈川県在住。夫と5歳の長男、2歳次男との4人暮らし。カフェで働くなどを経て、現在は専業主婦。好きなものを大切にしながら、暮らしを楽しんでいる。

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