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レトロおしゃれなベルリンカフェめぐり vol.16 ~ Kastanientörtchen

2017.10.05 / カフェディノス編集部

ベルリンに、自分好みのケーキをセミオーダーで作れるカフェ「カスターニエルンテルトヒェン」が誕生しました。

数種類のスポンジ生地とクリーム、ソースやフルーツを、自分好みに組み合わせられるシステムです。選んだものをお店の人がセルクルに入れて重ね、いちばん上をクリームやフルーツで飾ったら、セルクルを注意深くスゥ〜ッとはずして、オリジナルケーキのできあがり。

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クリーム色でまとまった店内。大きなシャンデリアが印象的。

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オリジナルの組み合わせができるケーキ。お皿もヴィンテージ。

お店のインテリアは、そんなかわいいケーキにぴったりの乙女な雰囲気です。
テーブルにはデザイン違いの椅子、棚には陶器のポットやコーヒーカップ。どれもすべてヴィンテージです。じつはここのインテリアは、ベルリンのヴィンテージ雑貨ショップとのコラボレーション。よく見ると店内の椅子やテーブルには値札がついていて、気に入ったら購入できるのです。

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ヴィンテージのカップや缶。カップはデザイン違いを1客ずつコレクションすると素敵。

ヴィンテージ&ガーリーなインテリアは、そんなに難しくありません。
選ぶ家具はヴィンテージか、ヴィンテージテイストのものを。色にちょっとムラがあるほうが、より雰囲気が出ます。

壁や家具など、大きな面積を占める色は白が基本ですが、注意したいのはそのトーン。真っ白ではなく、クリーム色やオフホワイトなど、ちょっとイエローがかった温かみのある白がポイントです。
家具は同じでも、全体の色が温かみのある白ならガーリーに、グレーや寒色系が入ると、シックで大人っぽい印象になりますよ。このカフェでは温かみのある白がメインなので、かわいい雰囲気にまとまっています。

IMG_4469.jpg花柄のソファがとってもレトロ。

そして小物に注目。テーブルの上には、必ずドライフラワーが飾られています。
ドライフラワーは、いわばお花のヴィンテージ。時間を経たことで出る美しさが、ヴィンテージインテリアにもぴったりなんです。生花とは違う、独特の優しい色合いも魅力的ですよね。写真のように、何種類かのドライフラワーを組み合わせて飾るのが素敵です。

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ニュアンスのある色のドライフラワーをテーブルに。

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ヴィンテージ小物にドライフラワーを合わせて。

そのほかの小物を選ぶときには、素材にも気をつけてみましょう。ヴィンテージなインテリアには、ツルツルして色鮮やかなプラスチック製品はあまり相性がよくないと思います。木、陶器、ガラスなどを選ぶと、全体がまとまります。

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もしお部屋の照明が選べるのなら、シーリングライトよりもペンダントライトがおすすめ。ペンダントライトとスタンドライトなど、いくつかを組み合わせると、たくさんの光が重なってより雰囲気がアップ。

IMG_4491.jpg壁の一面だけピンクにペイント。

このカフェではゴージャスなシャンデリアを使っていますが、このタイプは天井が高くて広い部屋に映えるので、家でシャンデリアを使うとしたら小ぶりなものを選ぶとバランスが取れるはずです。

電球の色は白ではなく、オレンジがかったものを。カフェはくつろぐための場所。それには落ち着けるオレンジ色の光がいいのです。これはヴィンテージインテリアだけでなく、おうちカフェのインテリア全般に当てはまること。
真っ白い電球は、仕事をするためのもの。心地よい空間には、ぜひ温かい色の照明を選んでください。きっと気持ちも温まると思います。

kastanientörtchen
https://kastanientortchen.eatbu.com/


この記事を書いたのは、久保田由希さん

東京都出身。日本女子大学卒業。出版社勤務の後、フリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという気持ちから、2002年にベルリンへ渡りそのまま在住。著書や雑誌への寄稿を通して、ベルリン・ドイツのライフスタイルを中心とした情報を発信している。新刊『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(マイナビ出版)。

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