静かなる同居人 観葉植物

毎日せわしなく仕事や育児に明け暮れている私は、こなすべきタスクでいつも頭がいっぱい。「よし、夕飯の支度OK！とりあえず子供にご飯を食べさせている間にお風呂を洗って、その次は、、」と考えている時にふと目に入るのはお気に入りの植物。言葉を発することもなく、じっと見守ってくれているそれらに気づくと、「あぁ、またやるべきことを優先して"気持ち"を置き去りにしているな」と気付かされる。私にとって立ち止まる時間をくれる彼らは、"ただそこにいる"というその存在だけで最大の癒しになっている。猪突猛進モードからリセットさせてくれる同居人たちは、個性も豊か。つややかな葉を上に上に伸ばそうとしているパキラ、自らの色を日に日に濃くさせる多肉植物。毎日の変化も楽しませてくれて、時には花を咲かせるものも。主張は控えめで誰かを攻撃することもなく、でも自分らしさの芯はぶれない。そんな植物たちをリスペクトする私は、いつかは彼らに囲まれたジャングルのような住まいにしたいと思っている。結局、忙しい日々の中で先送りされているのが現状だが、いつかは叶えたい。