良い眠りとは「幸せ」である 寝具に愛情を注げば毎日は変わっていく！

寝具を選ぶのは
旅行の準備に似ている

仮に一日7〜8時間眠るとすれば、人間が人生の3分の1を費やしているのが「睡眠」です。寝具担当の磯部いわく、寝具選びはまるで旅支度のようだと言います。

「寝具はお洋服のような頻度で選ぶものではないので、買い物のハードルが高いという方が多いかもしれません。私は寝具を買うことは旅行の準備に似ていると思います。雨が降りそうだからこれを持っていこうとか、歩きやすい靴にしようとか、色々考えますよね。それと同じように、寝る体勢が楽になるようなマットレスや、気温や体温に合わせたちょうどいい肌掛けなど、自分が心地よく夜を過ごせるものを揃えてほしい」

そんな磯部が大きく影響を受けたのが寝具のアートディレクター・デザイナーの堀越さん。約20年もの間、カタログの寝具ページ制作を担当し、自身も寝具LOVERとして数々の商品を愛用してきた頼れる先輩です。

「この仕事を始めたばかりの頃はまだ若く、あまり眠りで悩むことはありませんでした。でも30歳に差し掛かってきたあたりから、朝起きたら肩が凝っていたり、疲れが抜けづらくなったりして。ホントにいろんな寝具を試すようになりました」

体にも心にも寄り添ってくれる
「パシーマ」

とにかく寝具に熱い想いを抱く二人が熱烈に推薦するのが、ロングセラーブランドの「パシーマ」です。堀越さんは初めてパシーマの敷きパッドを使った時、そのあまりの心地よさに心底驚いたそう。今では寝具はパシーマ一色で「それ以外使っていません！」という徹底した愛用ぶり。

ガーゼと脱脂綿でできたパシーマは吸水性に優れ、汗をかいても表面がさらりとしているのが特長です。寝具担当となる以前からの愛用者である磯部によると、使えば使うほど、洗えば洗うほど気持ちいい肌触りへと育っていくのだそう。

この良さをとにかく伝えたいと、商品カットの撮影ではピシッとアイロンをかけたものではなく、あえて洗い込んだ商品を使うとのこと。さらに、二人に加えてカタログ製作の他のスタッフ全員がパシーマのユーザーで、その目線が「伝え方」に大いに役立っているのだとか。そして「思わず飛び込みたくなるような写真」に仕上げるのも堀越さんのこだわり。

また、磯部によればお客様の口コミにも助けられてきたそうです。

「『寝心地』をなかなか伝えられないもどかしさがあるのですが、昔からのお客様の口コミに信憑性を感じて購入してくださった方は多いはずです。あんなに良いことばかり書いてある口コミは他の商品ではなかなかありません！」

良く眠ることは、
良く生きること

体のコンディション、ひいては「生きる」ことそのものを左右する「眠り」という営み。二人の寝具LOVERの熱弁を聞いていると、そのあまりにも奥深い世界が垣間見えてきます。2017年、「睡眠負債」という言葉が流行語大賞のトップ10に選ばれ話題となりました。ストレスや長時間のスマホ利用など、快適な眠りを阻害する要素が増えるに伴い、「眠り」に対する興味関心も年々高まっています。

心地よい眠りと目覚めは、一日の過ごし方を根本から変えるもの。堀越さんは「私も、朝気持ちよく目が覚めると、体にエネルギーが満ちていて、ラジオ体操やウォーキングをする元気が出てきたんです」と語ります。

また、磯部は「良く眠ることは、良く生きること」と断言しました。

「歳を重ねていくと、気持ちの良い目覚めを得られる機会もだんだん減っていきますよね。私もなかなか眠れない時期があって本当に辛かったです。睡眠時間が短いと、『〇〇時間しか眠れなかった……』とネガティブになってしまいがち。だから、入眠の方法や寝具を色々試した結果、『あ〜、良く寝れた！』という感覚を得られた朝は本当に幸せでした！！」

最近では大人の眠りの悩みに寄り添う「Good Sleep」という寝具ブランドを育てていこうとしているところ。幸せな眠りを求める二人の好奇心と寝具への愛情は尽きることはありません。