お悩み別収納アイディア。スッキリ暮らして快適生活！｜通販 - ディノス

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DINOS PREMIUM　24年夏号

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お悩み別収納アイディア。
スッキリ暮らして快適生活！

家の中がなかなか片付かないと悩んでいませんか？住まいに関する悩みといえば、まず挙がるのが「収納」のこと。「モノが多すぎる」「出し入れが面倒」などさまざまな理由で、“家の中が片付かない”と頭を悩ませている人は意外と多いはず。
そんなあなたのために、お悩み別の収納のコツやアイデアをご紹介します。ちょっとしたテクニックで、あなたも収納上手に大変身！

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お悩みその1

「モノがアチコチにあふれて困っている」
お悩みその2

「出し入れが面倒で片付かない」
お悩みその3

「スッキリ見せるセンスがない！」

お悩みその1
「モノがアチコチにあふれて困っている」

散らかりやすい場所として、
1.リビング、2.玄関回り、3.階段の隅
が挙げられます。

しかし、「何が置いてあるのですか？」と聞いても、「なんだっけ…？」と、なかなかはっきり答えられないというケースが多いのです。

散らかっている場所をよく見回してみて下さい。
トイレットペーパーや洗剤のストック、バッグ、本、洋服類など…。その場所ではあまり使わないモノで散らかっていませんか？
キッチンに入りきらないモノが食堂へ、洗面所やトイレに置ききれないモノが廊下に、個室に入りきらないモノがリビングへというように、「トコロテン式」にどんどんとモノが押し出されて気がつくと散らかっている、ということが意外と多いのです。

スッキリ収納作りのポイント

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スッキリ収納作りの3つの大原則は
1. 使う場所に収納する
2. そこに入りきらないものは持たない・買わない・処分する
3. しまうモノにあわせて収納を作る

まずは各部屋で「使うモノのリスト」を作ってみましょう。モノの大きさだけでなく、どこの部屋で、どの程度の頻度で使うのか、どれくらいの量なのかもしっかり把握しておくことが大切です。

特に散らかりやすい洗面所は、
・化粧品などの毎日使う小物類のための収納スペース
・タオルやバスタオルなどの毎日使う大物類のための収納スペース
・洗剤やシャンプーのストックなど使用頻度の低い大物のための収納スペース
と、3種類に分けて考えるとスッキリします。

お悩みその2
「出し入れが面倒で片付かない」

散らかっているモノには小物も多いですから、単に大きな収納場所だけ作っても、探すのも面倒、しまうのも面倒で、結局はまた出し放しになってしまいます。また使う頻度の高いものを、出し入れしにくい位置に収納してしまうと、やはり面倒になって使わなくなっていきます。

まずは小さなボックスを組み合わせる、引き出し式で奥まで見やすくするなど、「小物が行方不明にならないような工夫」をしてみましょう。そして良く使うモノは、できるだけ膝から目線の高さまでの位置で、「簡単に出し入れできるような収納作り」を考えることが大切です。

ストック類や使う頻度の低いものは、「吊り戸棚」や「ベンチ式収納」など、少々出し入れしにくい場所でも大丈夫。しまうモノの割り振りを考えながら、家の中をじっくり見回して空いている空間を探してみましょう！

収納の仕方でこれだけ差がつく！

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収納方法で大きな差がついてしまうのが「キッチン家電」や「調理器具」。
電子レンジや炊飯器以外にも、ホットサンドトースター、ジューサー、ハンドミキサー、ホームベーカリー、たこ焼き器、圧力鍋などなど、キッチン用の家電製品や調理器具ってたくさんありますよね。
でもこれらをいったんどこかへしまいこんでしまうと、また取り出して使うなんて面倒で、結局はいつもの料理で…、ということになっていませんか？

これらはバラバラにしまうのではなく、できるだけ一箇所にまとめて収納できるようなスペース作りを考えてみて下さい。ひと目で見渡せて、簡単に出し入れしやすい位置に収納されていれば、気軽に使うようになり、食卓のメニューも華やかになることうけあい！キッチンこそ、出し入れのしやすさで、便利さも楽しさも、そして食卓でも大きな差がつくのです。

お悩みその3
「スッキリ見せるセンスがない！」

1つの部屋の中に、高さや奥行き、素材や色合いの違う「置き家具」がバラバラに並べられていると、それだけで部屋全体が雑多な印象になります。いろいろな家具が置かれた6畳の部屋より、壁面にしっかり収納を取り付け、他には何も置かれていない4.5畳のほうが、広くスッキリ見えるものなのです。

さらに、一時的にちょっと置いておきたいモノ、たとえば脱いだばかりの洋服、読みかけの雑誌や新聞、本、リモコン類などがシッカリ片付いているかで見た目に差がつきます。

まずは、収納物をまとめてしまう「壁面収納」と、しまい込むほどではないけれどまとめておきたい「一時収納」を上手く組み合わせて、スッキリとした部屋作りをめざしてみましょう。

スッキリ収納作りのポイント

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なんとなく壁面収納を作っても、「ほんの少しの差で奥行きが入らない」「棚の高さが合わない」「使いにくいので結局そこにはしまわなくなって、また部屋の中にモノがあふれてきてしまった」ということになってしまいがちです。

収納プランを考えるときは、まず最初に自分の家の中にあるモノの数と量を確認し、「何をどこに収納するか」をジックリ考えてみて下さい。

また壁面収納は、壁面一面がその色合いになるのですから、扉の色選びにも注意が必要です。狭い部屋に濃い色を使うと、圧迫感があり、部屋が狭く感じられてしまいますので気をつけましょう。

ちなみに、「見せる収納」は掃除に手間が掛かるということも忘れずに。一時収納は見せる収納で、壁面収納はフタ付き・扉付きにしておくと、手間も掛からず便利に使えます。

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監修

一級建築士事務所 Office Yuu
代表 Yuu

一級建築士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャー。本名尾間紫（おまゆかり）。設計事務所を経て、住宅リフォーム専門会社を経て、リフォーム専門設計事務所設立。住まいのリフォームコンクール優秀賞受賞など。「リフォームコーディネーター」としてTVや雑誌、講演会等で活躍しており、TBSテレビ「がっちりアカデミー」に住まいの専門家として出演。著書に「リフォームを頼む前に読む本」（日本実業出版社）など。