オフホワイト、ミント、ブルー、オレンジ、パープル…多色かつ多種類の意匠糸が調和したカラーツイードは、さすがフランス「マリア・ケント」社！それをカジュアルに着こなしていただきたくて…。Tシャツにも好相性な小さめの襟ぐり、パネル切り替えを駆使した立体的なシルエット、すっきりとしたセットインスリーブの軽やかジャケットを完成。前端、裾周り、袖口は白いセルビッチ（生地耳）をポイントに、裾と袖口には共布をほぐしたカラフルなフリンジをプラス。実は今回、襟ぐりや前身頃などの見返しに、「NIKKE（日本毛織（株））」のマフデニムを使っているのもトピックス。小粋なニュアンスのマフデニムの風合いと上質な肌触りで心地よさもリッチ感も申し分なし！デニムスタイルがぐっと華やぐ、拘りの演出効果にときめきます。

春のデイリー・エレガンスを先取りできるのが、軽やかなサックスブルーのパンチングレザーコートです。イタリア製ラムレザーを薄くなめし、滑らかさと吸いつくようなタッチ、得もいわれぬ柔らかさを実現。コーティングでごまかしの効かない澄んだ色が、上質の真髄を知る大人を魅了します。デザインは、素材の美しさと活躍度を意識したノーカラーの九分袖、パンツにもスカートにも好バランスなミディ丈のストレートシルエットに仕上げて。テープ状のナッパレザーを襟ぐりから前立て、ポケットを兼ねたウエストの斜めライン、後ろセンターの縦ラインとグラフィカルに配することで、仕立ての良さが光るモード感を演出しています。

軽やかな一重仕立てのロングコートは、「コート未満、シャツ以上」がキーワード。ナチュラルなシボ感のある風合いが魅力の強撚糸で織り上げられた素材は、「NIKKE（日本毛織（株））」が手掛ける上質ウールのミニ千鳥格子。凛としたテーラードカラー、こなれ感のあるドロップショルダー、軽やかに躍動するスリット入りのシルエット…。正統派の気品と旬のモード感が絶妙に調和して、着る人のパーソナリティを映し出す豊かな魅力を湛えています。春の気配を感じたら冬のコートから切り替えて、さらりと一枚。その瞬間、上質に触れる喜びに心満たされ、自分らしさを表現する楽しみとともに新しい季節の装いが完成します。そして同時に、着飾ること以上に魅力的なラグジュアリーを感じていただけることでしょう。

端正なルックスからは想像もつかない軽く伸びやかな着心地に驚いていただけることでしょう！こちらは、繊維の長い上質なスーピマコットンの超細番手・強撚糸を高密度なハニカム組織に織り上げたからみ織り。MAFウールで知られる「NIKKE（日本毛織（株））」の新しい名素材です。通気性と心地よい膨らみ、秀逸なフィット感を満喫していただきたくて…。前後のダーツやパネル切り替え、丁寧なシームのパイピング処理で一重仕立ての端麗な2つボタンテーラードジャケットを完成。左胸と左右のウエスト部分には丸みのあるパッチポケット、ブラウンの本水牛ボタン、後ろ身頃のサイドベンツ、折り返せるスリット入りの袖口で表情豊かに仕上げているのも拘り。さりげないけれど味わい深い、洗練シンプルな着こなしの主役として、毎日のお洒落を支えます。

通常より薄くなめされ、繊細で柔らかく吸い付くようなタッチを表現したイタリア製ラムレザーのノーカラージャケット。透明感のあるライトグレーという色自体が、少ないコーディングで仕上げた品質の高さを物語っています。素材の美しさゆえに饒舌な装飾は必要ないから…。襟ぐりの切り替えラインで視線を上に集めつつ、スナップボタン仕様のダブルフロント、腰位置を高く見せる裾の切り替え…と着た時に差がつく研ぎ澄まされたシンプルデザインに仕上げて。両脇線を利用したシームポケットで、利便性と同時に手を入れる仕草が絵になる演出効果を高めているのも、才色兼備なリアルクローズとしての愛用ポイントです。

凛とした気品と透明感を授ける美人効果を備えた、ニュアンスブルーの進化形トレンチコート。素材は、世界のトップメゾンも指名する「第一織物（株）」の撥水加工を施した高密度なポリエステルタフタ。水を弾き、梅雨時期まで活躍する機能性に加えて、上品な光沢としなやかさ、しっかりとした厚みのハリとコシゆえにフォルムが決まり、シワが気にならないのも魅力です。さらに、春先から強くなるUVをカットする機能も備えて。襟から前端、取り外せるチンストラップに配したブルーグレーのトリミング、スタッズ風のドットボタン、肘近くを斜めに切り替えギャザーを入れてふくらみを出した袖、バックルのないサッシュベルト…とトレンチコートを大胆かつエレガントにモディファイしているのも大人好み！春らしさだけでなく、お洒落意識の高さを物語る新ベーシックアイテムとしても注目の一着です。

撥水性を備えつつ程よい光沢が高級感を醸すメモリータイプの高密度グログラン素材。アクティブでありながら洗練された風合いから着想して、女性らしくてかっこいいモッズコートに仕上げました。大きなポケットに、袖もシルエットもたっぷりとしたオーバーサイズでスポーティ・モードなルックスを表現する一方、ディテールで柔らかさや控えめな甘さをトッピング。フロントに高さをもたせたフード周りに通したグログランリボン、ウエスト裏に内蔵した共布リボンや裾に入れたストッパー付きのゴムスピンドルなど、シルエットにまろやかなニュアンスを付けられる工夫をちりばめています。フォルムの美しさが際立つニュアンスブルーも、いきいきとして鮮やかなデイリースタイルの決め手になって。

天然繊維の中でも特に強度に優れ、爽やかな清涼感のあるラミー糸の、美しいニュアンスと光沢を感じるシャンブレー織り素材を使用したロングシャツ。トップ染め糸で、甘さとシックさのバランスが絶妙な大人のピンク色を実現しました。デザインは、アオザイからのインスピレーションを活かして。控えめなスタンドカラーから続く前端はゆるやかなVを描き、シルエットは裾に向かって広がる着やすいフレアラインに。縦に狭い間隔に並んだくるみボタンがムードを高めます。後ろ身頃にはたっぷりのタックを取りふんわりとしたシルエットを演出し、袖口はカフス仕様でクチュールライクに。細身のパンツとの相性も良く、コート風に羽織るのも素敵です。

今季のデニムはきれい目なクリーン路線がトレンド。本格的なインディゴ染めの生地をワンウォッシュして程よくこなれ感を加えたワンピースなら、春先の軽いコート代わりとしても活躍すること間違いなし。大小のサークル柄は数種のステッチを多用した総刺繍で、着こなしに春らしい軽快なリズムとモダンなムードを添えてくれます。身頃はたっぷりと生地を使ったAライン、さらに旬のバンドカラー風デザインが生む首元のニュアンスが、新しさを感じさせるポイント。袖をクシュっとたくしてカジュアルに着こなすのはもちろん、カフスにはループボタンが高めに設定されているので、ダブルに折り返してきちんと着るのも素敵です。前立てにはテープ状にした共布を配して、縦のラインをすっきり見せつつ軽やかに見せる仕立てに拘りました。

ライトアウターを更新すれば、一気に気持ちは春へ。ダブルジップフロント＆フードのアウトドア的デザインを、艶感のある軽やかなタフタ素材とディープなカーキブラウンで洗練ムードに寄せ、バックスタイルにはセンタータックのたっぷりフレアでしゃれっ気をオン。ラグランスリーブの袖口にはギャザーを入れてふんわりとしたシルエットを演出し、フード周りにはグログランテープ、フォルムの変化を楽しめる裾のゴムスピンドル使い…と、拘りが満載。フロントとポケットは存在感ある大きめのファスナー仕様で、大人可愛いデザインアクセントになっています。

カジュアルユースに欠かせないパーカを、大人仕様にアレンジ！素材は、特殊加工によるリネン見えするコットン。糸を接着して帯状の扁平タイプに加工し編み上げることで、涼感と、適度なハリとコシを両立しています。そのドライなタッチにぴったりな、ニュアンスあるカーキベージュ色で品の良さをアップさせ、ロング丈に。さらに両サイドのパッチポケットには、シルバーのボールチェーンをライン状に配してさりげなくモードな雰囲気も。フロントはダブルファスナーで、スカートにもパンツにも合わせやすいバランスもポイントです。

今季、羽織りアイテムとしてワードローブに加えたいのは、程良く薄手でさらっとハリのあるジャージージャケット。シャリみのあるハイゲージのジャージー素材を一重仕立てにして、なめらかなドレープ感と涼やかな透け感が際立つ逸品に。着心地はカーディガン感覚でとってもラクチンですが、素材のほのかな光沢とテーラードデザインのおかげで、印象はとてもノーブル。ワークシーンにも活躍すること間違いなしです。メンズライクなダブルフロントのデザインも、気負わないクールな大人の女性像を後押しします。ロングスカートやワンピースとのコーディネートもおすすめです。