ソファーを選ぶ際は、設置可能なスペースの寸法を測ることから始めましょう。
そうすることで、せっかくソファーを買ったのに「大きすぎた」「小さすぎた」というミスを防ぐことができます。

ソファーのサイズを考える時は、ソファーの幅だけでなく、奥行き、高さも考慮して選びましょう。特に注意すべきが「高さ」です。

お部屋を広く見せたい場合「高さのある家具をなるべく避けた方がいい」と聞いたことありませんか？広々としたお部屋に見せたいのであれば、高さがあるソファーはなるべく避けた方が無難です。

また、ソファーを買う時には、◯人掛け用などの数字を気にするのではなく、あくまでも幅を意識することが大切になってきます。

一般的なソファー1人分のスペースは幅600mm前後が目安ですが、何人で座ることが多いか？を想定し、ソファーの必要幅の計算を行なうといいでしょう。

自分1人がくつろぐために使うソファーにするのか？カップルで仲良く使える2人掛けできるソファーにするのか？来客用として複数人で使うソファーにするのか？

ソファーを使う人数によって、必要幅が変わるので、そのあたりも考慮しましょう。

アナタはソファーをどんな目的で使いたいと思っていますか？
ここでは、シチュエーション別に、おすすめのソファーをご紹介します。

昼寝など睡眠用にも使いたい

ソファーで昼寝をすることが多いと想像される場合は、ソファーベッドタイプ、カウチソファータイプがおすすめです。

ソファーベッドタイプは、普段はソファーとして腰掛けることができ、眠る時には背もたれを倒せば、ベッドとしても使えるスグレモノ。背もたれ部分を倒しやすいタイプにすれば、女性やお子さんでもスムーズに使用できるはずです。

カウチソファータイプは、ひじが付いた寝転べるタイプのソファーです。
ゆったりとくつろげるタイプですが、その分、お部屋のスペースを大きく取るモノが多いので、設置可能なスペースを考えながら選びましょう。

自分の好きな角度を調節して腰掛けたい

ずっと座ってテレビを観たり読書をしたりしていると「椅子の角度を変えたいな」と思う時、ありませんか？そんな方には、リクライニングソファータイプがおすすめです。
足を伸ばして座ることもできるので、同じ体勢で腰掛ける必要性がなく、足のむくみを気にする方にもおすすめです。

お部屋の角スペースを有効利用したい

「ソファーを設置する時に、デッドスペースが生まれるのを避けたい」
そんな方には、お部屋の角を利用できるコーナーソファータイプがおすすめです。

また、L字型の形状のコーナーソファーを選べば、座っている人同士で顔を合わせて会話することができます。大家族はもちろん、来客が多く見込まれるご家庭にもおすすめのタイプです。

足置きスペースを確保したい

「ソファーに足を置くのはちょっとはばかられる」という方には、オットマン（足置き）が付いたタイプのソファーがおすすめです。

オットマンを利用するメリットとしては、補助椅子としての役割も果たすこと。
急な来客時「ソファーに全員座りきれない……」となったら、活躍してくれます。

お部屋をオシャレに見せたい

お部屋をオシャレに見せるなら、何といってもアンティークソファータイプ、デザイナーズソファータイプでしょう！

アンティークソファータイプは、年月を重ねるほどに味が出てくる良さがありますし、デザイナーズソファータイプは個性的なデザインが多く、お部屋の内装にアクセントをもたせたい方におすすめです。

また、アジアンテイストのお部屋にしたいなら、籐（とう）でできたラタンソファーもいいでしょう。

ソファーを選ぶ際は、サイズ感、デザインももちろん重要ですが、座り心地も大切ですよね。
ふわふわと沈むくらい柔らかいソファーが好きな方もいれば、硬めのクッション性を好む方もいるはず。

ソファーの座り心地のカギを握るのは「クッションの素材」です。

柔らかい座り心地のソファーを選びたい方は、フェザータイプを。
フェザーは、高級羽毛布団にも多く含まれる素材ですが、ふわふわな座り心地を実現してくれます。

硬い座り心地のソファーを選びたい方は、ウレタンタイプを。
ウレタンとは、泡（セル）の集合体でできており、マットレスにも含まれている素材です。泡のひとつひとつがバネの役割をするので、弾力性があり、硬めの座り心地を実現してくれます。

また、座り心地のいいソファーを選ぶ上で、気を付けてもらいたいポイントがひとつ。
「柔らかい座り心地のソファー＝座り心地のいいソファー」とは限りません。

それは何故か？
毎日長時間ソファーに座る習慣がある方の場合、柔らかい座り心地のソファーを選ぶと腰を痛めてしまう危険性があるためです。

1日何時間ソファーに座るかも、ソファー選びをする際に考慮しておきましょう。

サイズ、用途、座り心地を意識したソファー選びはもちろん大切ですが、お部屋の内装の色合いに合ったソファー選びも意識したいところですよね。

ソファーの色選びは、お部屋全体の色を把握することから始まります。

床や壁、家具の色は同系色で統一するもよし、異なる色と組み合わせてもよし……ですが、多くの方が悩むのが、床と家具の色合わせの方法とされています。

そこでここでは、床の色に合わせたソファーの色選びの方法をご紹介します。

床の色が「白」の場合

お部屋の床が白の場合は、天井や壁も白であることが多いことを想定すると、全体的に白っぽいお部屋ということになりますね。

白色のソファーで統一感を持たせても素敵ですが、あえて違う色のソファーにするのもオシャレです。

例えば、薄い青や紫などの寒色系の色のソファーを取り入れると、涼やかな雰囲気のお部屋になります。カーテンも薄い寒色系にすれば、夏にぴったりの装いになること間違いなしです。

また女性であれば、ピンクもフェミニンなお部屋を作ることができ、おすすめです。
オレンジ味を感じさせるコーラルピンクの色などは、秋冬の肌寒い季節においても、温かみを感じさせる色調なので、取り入れてみるといいかもしれません。

差し色を取り入れるなら、鮮やかな青色が爽やかで素敵です。

床の色が「薄い茶色」の場合

お部屋の床が薄い茶色の場合は、黄緑やベージュなど、黄味がかった明るい色をチョイスすると、お部屋が明るく見えておすすめです。
差し色を取り入れるなら、黄色のソファーなども個性的で素敵ですね。

床の色が「濃い茶色」の場合

お部屋の床が濃い茶色の場合は、白を取り入れるとお部屋がパッと明るく。黒を取り入れるとシックな雰囲気になります。
差し色を取り入れるなら、赤やオレンジ、からし色などの暖色系を取り入れると温かみが感じられるお部屋になり素敵です。

ソファーカバーが付属でついてくるソファーもありますが、自分好みのソファーの色、柄がなかなか見つからないなら、新しくソファーカバーを買うのもひとつでしょう。

花柄やエスニック柄など、ユニークな柄のソファーに飾り付けできるだけでなく、定期的に洗濯が可能なのも、ソファーカバーを使うメリットです。

ソファーを買う時は、ぜひセットで揃えてみてはいかがですか？

ソファーは、アナタの部屋をくつろぎやすく、華やかな空間にしてくれます。
決して安い買い物ではありませんが、ソファーを置くだけで、部屋の模様替えがきっと楽しくなるはず。

自分へのご褒美にソファーを買うもよし、周りの人が「いいな」と思ってくれるソファーを選ぶもよし。

この記事を参考に、ぜひアナタのお部屋に似合いのソファーを選んでくださいね！