収納家具を購入するときは、収納する荷物の量やサイズをよく確認しましょう。また、収納家具を設置する場所の大きさも正確に把握する必要があります。

単に収納家具を増やすだけでは、うまく活用できず片づかない可能性もあるからです。日々の自分の暮らしを考慮し、収納できるスペースがどれくらいあれば生活しやすいかイメージしましょう。

収納家具にはさまざまなタイプがあります。ここでは、具体的な種類について解説します。

扉がついていない棚は、ものが見えるように収納したい場合におすすめです。シェルフやラックとも呼ばれています。たとえば、コレクションを飾れば、部屋のインテリアの一部としても楽しめます。お気に入りの写真や書籍を保管するためにも適しています。扉がついていても、扉の素材がガラスであれば見せる収納が可能です。

収納棚としては、一般的にキャビネットや飾り棚がイメージされる場合が多いです。食器キャビネットや書籍キャビネットなど、用途に合わせて棚の高さや広さが決められています。ほかにも、あらかじめ設置場所が想定されているものもあります。扉がないタイプやガラスの扉がついているタイプもあり、デザインが豊富です。

扉や引き出しがついている収納ボックスとしては、タンス、チェスト、ワードロープなどさまざまな種類があります。中身が見えないため、食品やタオルなどの日用品を入れるのに適しています。たくさんの衣類もまとめて収納可能です。見せずに収納したいものだけでなく、使用頻度が少ないものを収納するためにも活用できます。

ほかにも、リビングボード、サイドボード、シューズボックス・靴箱など、さまざまな収納家具があります。

収納家具を選ぶ場合、何を意識すればいいのでしょうか。ここでは、具体的なポイントを解説します。

収納するものの種類やサイズによって、選ぶべき収納家具のタイプや大きさは変化します。すでに触れたとおり収納家具の種類はさまざまであり、大きさのバリエーションも多種多様です。

収納する予定のものをすべて洗い出したうえで、収納家具の容量や耐荷重を確認しましょう。きちんと把握しておかないと、購入してから使いにくいと感じる可能性があります。せっかく新しく購入するなら、確実にすべてが収まる収納家具を選びましょう。

必要な収納家具のタイプや大きさを把握したら、どこに設置できるか検討しましょう。そのためには、部屋のサイズを測り、希望する場所に設置できる収納家具の候補を探してください。

候補となる収納家具を見つけたら改めてサイズを確認し、どの程度のスペースが埋まるか確認します。コンセントや床のドアストッパーの位置も考慮し、使いにくくならないようにする必要があります。窓の位置やサイズ、エアコンとの位置関係にも要注意です。天井の梁や幅木にも気をつけましょう。扉や引き出しがついている場合は、収納家具の周囲にも空間の余裕が必要です。

なお、ものの使用頻度によっても最適な設置場所は変化します。スムーズに搬入できるかどうかも考慮しましょう。

ここからは、収納場所や用途ごとに、おすすめの収納家具を紹介します。

まずは、リビングにおすすめの収納家具を紹介します。