ベッド下のスペースを収納として活用することで、収納スペースを増やすことができます。また、デッドスペースになりがちなベッド下を有効活用できるため、ワンルームなどで部屋が狭くても、問題なくものを収納できます。普段は使わないものや無駄なものを収納することで、部屋をスッキリと片付いた状態にみせることも可能です。

ベッド下を収納スペースにすることで、掃除がしにくくなります。ものが置かれていない場合には空間があるため、掃除機などもかけやすいです。しかし、収納ボックスなどを置くことで掃除がしにくく、ほこりなどが溜まりやすくなります。跳ね上げ式収納の場合、出し入れがしにくく使い勝手が悪いこともデメリットです。

収納ケースを選ぶ際には、フタがついているタイプのケースを選ぶとよいでしょう。フタがあることで、ほこりがつきにくくなります。とくに、衣類を収納したい場合には、通気性のよいケースを選ぶことがポイントです。例えば、不織布などを使用したものは通気性がよく湿気がこもりにくいです。

出し入れや移動のしにくさをカバーするために、できるだけ出し入れしやすい形の収納ケースを選ぶことも重要です。重くて運びにくい書籍などを収納する場合は、キャスター付きなどが向いています。軽い衣類やタオル類などをしまう場合でも、取っ手が付いているケースのほうが引き出しやすくなります。

ベッドの下に収納ケースなどを置くことで、どうしても通気性は悪くなってしまいます。カビが発生やすいため、ベッド下の湿気対策として「すのこベッド」や「畳ベッド」などを選ぶとよいでしょう。すのこは通気性がよく湿気がたまりにくく、畳は調湿効果に優れているため、湿気対策に向いています。

ベッド下を収納として使うと決めている場合は、ベッドの買い替え時には収納付きベッドを選ぶとよいでしょう。収納付きベッドは、仕様や素材が収納に適しています。収納付きベッドは人気が高く種類が豊富で、自分好みのベッドが選べます。

基本的には、高さのあるベッドが向いています。高さがあれば、ベッド下の空間が広くなるため、収納ケースを配置しやすくなります。多くのものを収納できるため、できるだけ高めのベッドを選びましょう。また、すのこや畳など通気性のよい素材を使用したベッドも、ダニやカビが発生しにくいため向いています。

フロアベッドやローベッドのように、背丈が低いベッドは収納ケースが入らないため、向いていません。また、脚が太かったり多かったりするベッドも、収納ケースを配置しにくくなるため避けたほうがよいでしょう。側面に板が貼ってあるタイプのベッドも、収納しにくくなるため向いていません。

ベッド下収納に、非常食や軍手、携帯ラジオといった防災グッズを備えておくと安心です。万が一、就寝時に災害があった場合でも、ベッド下に収納しておけばすぐに取り出して避難できます。避難時用のバッグ、備蓄用の非常食や水などを収納しておくとよいでしょう。非常食や水などは密閉されており、湿気の影響も受けません。

漫画や文庫類、CD・DVD・BDなどの収納に便利です。本などは重くなるため、収納ケースの耐荷重についてはあらかじめ確認しておきましょう。書籍は湿気の影響を受けやすいため、フタ付きケース乾燥剤と保管するなど、除湿や防虫対策は欠かせません。仕切りのあるケースは整理しやすいのでおすすめです。

使う機会の少ないシーズンオフの衣類をしまうことも悪くありませんが、収納したままになるため、湿気が溜まる可能性もあります。そのため、普段よく着る衣服や靴下、下着などを収納するのがおすすめです。ベッド下に収納することで朝すぐに着替えられるうえ、頻繁に出し入れすることで換気されやすいというメリットがあります。

シーツやベッドパッド、枕カバーなどの寝具を収納してもよいでしょう。洗い替えのシーツなどをベッド下に収納しておくと、交換する際にすぐに取り出せて便利です。寝具類は湿気を吸収しやすいため、通気性のよいケースに収納しましょう。また、洗い替えのシーツなどは出し入れ頻繁で、湿気が溜まったままになりにくいというメリットもあります。