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手書き文字、自信ありますか?きれいな文字が書けるようになる簡単ルール

パソコンやケータイが普及した時代だからこそ、手書き文字の価値が見直されています。季節のご挨拶、お礼状、申込書、記帳…文字を書いたとき、もっときれいに書けるようになりたい!と思うことはありませんか? そこで今回は、“あっという間”に読みやすく整った文字が書けるようになる!と話題の「六度法」をご紹介します!

きれいな文字を書くためのルール「六度法」って?

「六度法」とは、読みやすく整ったきれいな文字を書くための3つのルールのことです。
発案者の富澤敏彦氏によると、1400年前の中国の石碑に書かれた「完璧な楷書」と言われる文字を分析した結果、きれいな文字を書く法則は以下の3つに集約できることが判明したのだそうです。

ルール1 右に六度上げる「右上がり六度法」 ルール2 右下に重心をかける「右下重心法」 ルール3 間隔を同じにする「等間隔法」

この3つのルールを当てはめて文字を書く「六度法」は、“お手本”を真似てひたすら書く練習をする書道やペン習字とは異なり、上達するのに多くの練習時間を必要としないのが一番の特徴です。
また、線や点の角度やパーツの配置によって字の形を整える技術のため、指や腕の使い方や筆記具の握り方を変える必要もありません。
日常生活に必要とされる漢字はおよそ3000字と言われていますが、それらすべてに使えるのはもちろん、ひらがなとカタカナにも応用できる「六度法」。

さっそく、詳しくみていきましょう!

ルール1 右に六度上げる「右上がり六度法」

六度右上がりになっていない六度右上がりになっている
書き方
横の線を書くとき、右上がり六度に書く
六度は、時計の文字盤でいうと14分の位置。横画や点画を書く時は14分の位置からスタートするだけで形の良い字になります。 角度は厳密でなくてもOK!
6度強
ポイント
横画を「右上がり六度」に書く始筆(点画のスタート点)を「右上がり六度」に配置する「へん」と「つくり」の横画を「右上がり六度」に配置する

ルール2 右下に重心をかける「右下重心法」

右上がり六度法だけで書く右下重心法を加えて書く
書き方
文字の下方向、もしくは右斜め下方向に向かう点画を伸ばし、右下に重心をかける
右上がり六度法だけで書くと、文字が左へ傾いてしまいます。そこで、右の下に重心をかける=長めに書くことで全体のバランスをとります。約7割の漢字に適応するルールなので覚えておくと良いですよ。
ポイント
右下に向かう縦線の最後を長めに引っ張る右払いを長めに引っ張る

ルール3 間隔を等しくする「等間隔法」

等間隔になっていない等間隔になっている
書き方
平行する線の間隔や、分割する左右・上下を等しくする
「川」や「市」など縦や横に平行する線がある漢字や、「目」「田」など縦や横の線によって分割された部分が含まれる漢字は、その間隔を等しくするとバランスが整います。
ポイント
平行する線の間隔を等しくする分割する上下・左右を等しくする

3つのルール、どう使う?

「人」のように、1つのルール(この場合ルールA「右下重心法」)で書ける漢字もありますが、ほとんどの場合いくつかのルールを組み合わせて使います。
どのルールが当てはまるか、最初は少し考えながら書いてみましょう。慣れてくると意識しなくてもルールに沿った、きれいな文字が書けるようになりますよ。

ルール@Aルール@Bルール@ABルール@AB

きれいな「たて書き」「よこ書き」のコツ

きれいな文字を書けるようになったら、「たて書き」と「よこ書き」のコツも覚えておきましょう。

「たて書き」のコツ
@文字の大きさ
漢字:画数の多い字を大きく、少ない字を小さく
ひらがな:「こ」「と」「め」「る」の四字を小さく
カタカナ:ひらがなと同じ大きさ
A罫線に対する文字の幅
漢字(角数の多い字):80〜90%
ひらがな、カタカナ:60〜70%
B文字の中心線を通す
湖からホテルまでは、並木道が続いているのです。
「よこ書き」のコツ
@文字の並べ方を 以下のどちらかに統一
A:文字の高さの中心が罫線の真ん中にくる
B:文字の下が罫線と揃っている
A:深夜に到着するとのことです。
B:深夜に到着するとのことです。

A文字全体が「右上がり六度」線の上に配置されている

玄米は身体に効くようだ。

本記事は、『もっと「上手な字!」が書ける本』(三笠書房/富澤 敏彦著)の内容をもとにまとめたものです。

監修:富澤 敏彦 監修:富澤 敏彦

オフィス六度法代表。東京学芸大学附属大泉中学校で国語・書写教育を担当後、文部科学省海外子女教育専門官・ロンドン補習授業校校長・ロンドン駐在欧州統括指導員を歴任。
整字術「六度法」を自ら考案し、『実用のための書写教育─六度法』で平成17年度読売教育賞最優秀賞を受賞。
新著『簡単ルールできれいな字を書く 横書き文マスター』(NHK出版)をはじめ数多くの書籍を出版、右上がり六度線の入った「美しい文字が書けるようになる練習用ノート」(ショウワノート)の監修も行っている。各地のNHK文化センター、および、首都圏のカルチャースクールでセミナーを開催するほか、雑誌・新聞・テレビなどでも活動中。
六度法ホームページ(http://rokudohou.com/)