今、再び脚光を浴びるスコットランド「タータン」
ここ数年、世界的にファッション界で注目されている「タータン」。英国調スタイルの象徴ですが、スコットランドが起源の由緒ある織り柄。新鮮でありながら、永遠の定番。英国王室御用達の老舗ブランド「キンロック・アンダーソン」社のタータンを『DAMA collection And』の企画でお届けします。
『DAMA collection And』×英国キンロック・アンダーソン社のコラボ
「タータン」はタータン・チェックとして私たちにとてもなじみのある柄ですが、実は日本人にとって家紋と同じような存在で、由緒正しきもの。いわゆるチェック柄とは区別しなくてはいけません。スコットランドのハイランド(スコットランド北部に広がる高地地方)に起源を持つ伝統の織物で、民族ごとに定められた経糸と緯糸を組み合わせて織られた格子柄であり、スコットランド人の誇り高きアイデンティティーでもあるのです。
英国(イギリス)という国はイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという、それぞれ異なる歴史を持った4つの国の連合で成り立っていますが、中でも特に、伝統を色濃くしっかりと受け継ぐ精神を貫いている印象が強いのが、スコットランド。大航海時代の名残ともいえるポロやクリケットなどのスポーツ、豊かな自然が育むスコッチウイスキー、男性がスカートとハイソックスを身にまとう伝統と格式のある民族衣装であるキルトでも有名です。その誇り高きスコットランドのキルトの生地のタータン模様が今、世界中で愛され、ファッションに大きく影響をもたらしています。ラインを交差させる、シンプルな模様のタータンですが、色、太さなどの組み合わせは無限大。それゆえに、つねに新しい時代の息吹を取り入れ、洗練された雰囲気を醸し出しているのかもしれません。
『DAMA collection And』がオーダーしたのは、タータンキルトの伝統を守り継ぎ、職人が誠実なものづくりを貫いている老舗メーカー「Kinloch Anderson(キンロック・アンダーソン)」社。
1868年、スコットランドのエジンバラで創業した老舗で、「ロイヤルワラント」(英国王室御用達証)の発行権を持つ、エリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子の御三方から栄誉ある称号を授かる数少ない名門ブランドのひとつ。今でも英国王室で使われているタータンは、キンロック・アンダーソン社も献上しているといわれています。このキンロック・アンダーソン社のタータン柄を使って、日本の尾州で丁寧に編んだジャージー素材で『DAMA collection And』オリジナルに仕立てたアイテムは、ひと柄ごとに世界観があり、ふたつとして同じものはありません。風格と洗練を併せ持つタータンは時代を超えて新鮮です。ぜひ、この機会に稀少なタータンをお楽しみください。
レッド、グリーン、ブルーが交錯、“今”が漂うクラシカルなタータン柄
日本が世界に誇る尾州エリアの技術とマシンで糸から丁寧に編み上げた、大変稀少な「キンロック・アンダーソン」社タータン柄のスキッパーブラウス。クラシックな雰囲気の中に、どこか今っぽい洗練された印象が漂います。しっかりとした厚みがありながら、柔らかなタッチは、着ているだけでぬくもりに包まれるよう。ドロップショルダーで、裾はラウンドさせて優しい印象。フロントはボタン2個。袖口はカフスボタン開きですので、折り返して軽やかな着こなしも。長いシーズン着用できる、一着もっていると重宝するブラウスです。