同系色で趣きの異なるレザーを組み合わせたトートバッグ。
素材や色の組み合わせが得意なランゼッティならではのバッグです。
ボディは、グレー系のレザーの間に光沢あるブロンズカラーを合わせています。さらに、銀糸を編み込んだリボンでかけた大ぶりのステッチがアクセントになったデザイン。
ハンドルの根元部分をボディにスタッズ留めし立体感あるフォルムに仕上げています。
全体的に落ち着いた色合いながら、組み合わせや形に個性あるデザインで、コーディネートを引き立ててくれる優秀バッグです。
ランゼッティとは
ランゼッティを手掛けるレクシアペル社は、イタリアの典型的な皮革産業に携わるファミリービジネスとして20世紀初め(1902年)より、現社長の4代目(祖父の父)エミリオよりスタートしました。当初は、ミラノのポルタガリバルディ広場でショップを開き販売していました。しかし、1928年に実際に工場でバッグを作り始めることに成功し、当初の工場は、ミラノ近郊のロンバート市にありました。しかし、第二次戦争の空襲により焼失し、1945年に現在のノバーラ近郊のレーザ(LESA)に移転しました。当時の社長は、祖父のエウジェニオ氏、父のエミリオ氏であり、小さな工場からスタートしました。現在の工場は、創業より4代目にあたるエウジェニオとアンドレア(苗字はランゼッティ)の兄弟によって1956年より継承されたものです。先代のエミリオ氏はイタリアのバッグメーカーとして、またバッグ職人としての功績や技術継承の功績についてをロンバルディア州知事より表彰を受けています。
レクシアペル社は、レディースバッグを中心にイタリアに伝わる伝統を大切にしながら新しいトレンドを取り入れたバッグを発表しエウジェニオ氏が生産部門を、アンドレア氏がデザインや販売を担当し会社を運営しています。ICEのメンバーでもあり、AIMPESの役員も務めるなどイタリアの皮革小物産業に貢献し、メイドインイタリアの大切さやこだわりを持って、度々表彰を受けて現在に至っています。