【ブランドコンセプト】壱鋳堂は2009年に誕生した日本の伝統工芸の新しいブランドです。使いやすさを基準とした壱鋳堂の鋳鉄製品は洗練さと、流行に左右されることのない普遍性を意識し、皆様のライフスタイルへ提案して参ります。
⇒壱鋳堂[イッチュウドウ]特集 【デザイナープロフィール】中村義隆:都市や学校などのシンボルマークを手掛けるグラフィックデザイナーとして活躍する一方、自身がデザインしたティーポットがMoMA/ニューヨーク近代美術館のカフェでサービングポットに採用(2004年)されるなど、鋳鉄工芸業界において数多くのデザイン実績をもつ。
【商品説明】オーソドックスな形状、伝統的な鉄瓶の印象を受けますが、どこか今までの鉄瓶にない佇(たたず)まいがあります。それは左右と前後の高さが違う蓋のデザイン。これにより鉄瓶に豊かな膨らみを加味させ、立体感を与えていす。いままでの鉄瓶にない個性的なフォルムです。表面仕上げは伝統的な「天然漆焼付け」になっています。黒色の上に、鉄さびとお茶を混ぜたものを上色として塗っています。(おはぐろと呼ばれる技法)全体に黒を基調とした中に茶系が混じった色合いとなっています。約900度の炭火で焼くことにより、表面に四酸化鉄の皮膜を形成させて錆止めとする伝統技法です。沸かした湯には体に吸収されやすい二価鉄が豊富に含まれ、鉄分補給に効果的。明治の盛岡大火の時に火災で焼けた蔵から出てきた鉄瓶にいつまでも金気が出なかったため錆止めの技法として用いられるようになりました。
【南部鉄器の起源】豊富な資源と北上川の水運の便に恵まれたこの地方では、古くから鋳物づくりが発達してきました。
南部、伊達両藩では熱心に保護、推奨し、育成に努め、現在は盛岡と水沢の地域が盛んで、この二つの生産地の鋳物を南部鉄器と呼んでいます。 南部鉄器は繊細な鋳肌と重厚感のある味わいの着色が特徴で、みちのくの小京都「盛岡」の歴史と自然が長い時間をかけて育んだ、盛岡が誇る伝統工芸品と言えます。その歴史は古く、文化に造詣の深かった代々の南部藩主によって約400年前より保護育成され、今日まで受け継がれています。
【南部鉄器の特長】・職人の手によってじっくり丁寧に造られる鉄鋳物は、一つ一つ微妙に異なる繊細な表情と重厚な雰囲気を生み出し、素朴で手作りならではの温かさが存在します。
・使う程に鉄独特の深い光沢とぬくもりが感じられる味わい深い素材は、鍋や鉄瓶などの生活日用品はもちろんのこと、今ではインテリアオブジェまで幅広く使用されています。
・鉄瓶、鉄鍋などは使うことによって、鉄分を自然なカタチで体内に取り入れる事が出来ます。