入れ子構造のマトリョーシカを張り子で表現した弊社オリジナル商品(登録商標)です。一番大きい招き猫からぽこぽこ小さい猫が出てきます。一つひとつ手作り、手張り、手描きの伝統製作方法はそのままです。それぞれの違いが張り子としての特徴(可愛らしさ)となっております。「柄」はいろいろな毛色の猫たちが福を招きます。
■ハリコ(張り子)とは?
木枠や鋳物、粘土質などで作った型に紙などを張りつけ、型抜きをして成形したものを仕上げる造形技法の一つで、大変手間と時間がかかる手法です。
中身は無く中空になっているのが普通で、軽くても丈夫な造りとなっています。
ハリコは再生紙と米粉を溶いた糊(のり)を使って張り合わせて作られます。現代社会において注目度の高い“エコ”にこだわった地球に優しい製品です。
本体の形を仕上げた後には各部分を重ね塗りし、さらに固く丈夫にさせます。その後も塗りと乾燥を重ね、最後に各部の色付けと描き入れを施して完成です。
ハリコは日本全土に分布し、郷土玩具などに用いられています。有名な物としては、だるま、犬張り子、赤べこや起き上がりこぼしが挙げられます。
株式会社 一千乃は高崎だるまを作ってきた伝統あるハリコの会社ですが、そのだるまの製造技法にさらに弊社独自の“ハリコイズム”を加えて、“ホッ”とした温かみを持つ、手作り・手書きにこだわったオリジナルデザインのハリコを製作しています。