カジュアルすぎない大人な素材と仕様に注目の裏毛プルオーバー。この素材は近年注目を集めるヴィンテージマシンで編みました。一般的に使用される機械と比較すると、最高でも5%程度しか生産できない、貴重な「吊編み機」を使用しています。1台で1時間に1m程度と、丁寧にゆっくり編み上げることにより、まるで空気と一緒に編んでいるかのような絶妙なボリューム感があり、ソフトでいてコシがあります。洗濯を繰り返すほどに身体になじみ、型崩れしにくいのが特徴。新色の「ピーチ」が加わり、今年も登場です!
≫ デザインのPOINT
・ゆったりとした分量感が優しく包み込むリラックス感のあるシルエット。
・袖付けは前袖がドロップショルダー、後ろ袖がラグランラインにパターンニングし、肩線と袖の接ぎ目が目立たないよう、交差部分をなくしなだらかな肩ラインを作りました。
・2枚袖にすることで前側に振れた、立体的な人の腕のラインに沿ったパターン。
・フードは2枚仕立てにすることで、後ろに流れず顔周りを立体的に包み込みます。
・フード端は接ぎをなくし、できるだけカジュアル感をなくしました。
・袖リブ付けと裾脇リブ付け部分にカーブを付けたカッティングにして、デザインポイントに。
・前身頃は細見えする斜めの切り替えを作り、切り替えを利用したポケットでカジュアル感を抑えました。
・素材自体に厚みがあるので、縫い代を極限まで細くし、3本針を掛ける事でスッキリとした身体にあたらない仕様に。