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作品の底面には、作家の銘が入れられます
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白くつややかな磁肌に描かれたのは、新芽が芽吹く小枝に身を寄せ合う愛らしいメジロたちの姿─。数々の受賞に輝く九谷焼作家・中村陶志人氏が、創作三十周年を記念して、特別な美術作品を制作しました。素朴な表情が味わい深い”扁壺”の全面に、繊細な筆づかいと優美な色彩で、作家自ら一点一点手描き。ふっくらしたメジロの背中は萌葱色に色づき、緑の葉には若々しい生命力が宿ります。黄昏を映したように、うっすらと茜色のぼかしが空を染め、扁壺の背面には番いのメジロが仲良く寄り添って…。自然の息吹さながらに清々しい気をお部屋にはこび、心をやすらぎで満たすことでしょう。