旬バランスの決め手は、ボトムス選びが9割!
抜け感ある辛口ムードで、全身のトータルバランスを提案する『dama fiato』流の着こなしとは…!?洗練されたお洒落の代表格、黒田知永子さんをお手本に、ボトム選びのアプローチから紐解きます。
着丈とシルエットに拘り、自分のバランスを見つける
トレンド直球アイテムを身に着けているわけではないのに、なぜかいつも「今っぽく」て、洗練されたスタイリング…。そんな“ゆるカッコいい”スタイルが完成されるその理由は、全身バランスが絶妙だから。とりわけ、ボトムの選び方は特徴的で重要です。拘りは、体型を緩やかにフォローする程よいゆとりと美しいシルエットが両立されているもの。たとえばスカートは、今年はふくらはぎよりも長めの丈がトレンド。合わせる靴は、あえて女性らしさを削ぎ落とすようなボリュームのあるブーツだったり、スニーカーでスポーティさを加えて辛口に仕上げれば、洗練された印象になります。そして大切なことは、靴まで履いた状態で、全身バランスを微調整すること。ソックスを加えて見える肌面積を減らしたり……。そのわずか1センチのさじ加減が、すっと高身長に見せたり、着やせ効果を感じさせてくれるのです。
スカートは少し辛味を利かせて
投入すれば感度がギュンと上がる、艶やかな深緑色のロングスカート。ピーコックグリーンのシルク糸とブラックのMAFウールのシャンブレーは、なんとも奥ゆきのある美しさです。前後3本ずつのボックスタックがさらなる陰影を演出し、存在感を一層高めます。両脇のパッチポケットでミリタリーを加味したのもおしゃれ。今季はボリューミーなシューズ合わせでクールに決めるのがいち押しです。
≫ POINT
細番手のファインメリノウール「MAF(マフ)」に特級シルク絹紡糸を織り込んだシャンブレー素材。天然繊維が放つ、艶やかな光沢感が流麗です。