季節が巡る庭

自宅の庭づくりを始めて30年ほど。
週に数回手入れをして、草花や樹木は100種を超えた。
樹がのびのびと枝を広げ、葉色のグラデーションがゆっくりと変化し、季節の花がリレーをしていくような「自然の美しさ」を大切にしたいと思っている。

庭の主役は、一度植えたら毎年花を咲かせる「宿根草」。
素朴さがあって、控えめで優しい色合いが好き。
お気に入りはクレマチスやオダマキ、今年植えた黄色のアイリスも、来年が待ち遠しい。

でも実は、立役者は宿根草だけじゃない。
やわらかい光を放つ灯りや祖父の代から残る古い小物もまた、庭の雰囲気づくりに欠かせないのだ。
購入したオーナメント「きのこうさぎ」は自然と目にとまり、物語が始まりそうな予感を漂わせる。

休日の朝はコーヒーを淹れ、庭にあるベンチに座って飲むことからスタート。
1日の予定を立てたり、生育のようすをチェックして、これからの庭づくりを考えたり......。
季節ごとに表情を変える庭を眺め、静かに考える時間もまた、何にも代え難い幸せなひとときだ。

(お客様への取材にもとづき当社で記事を作成しています。)

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