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専門家寄せ植え|プランターで作る「CHIROの四季彩寄せ植え」

小さなガゼボで個性的に魅せる『多肉植物の寄せ植え』

CHIRO


厳しい暑さが続いています。
こう暑くては、思うようにお庭仕事が捗りません。

暑さや強い日差しで、植物にも多くの負担がかかっています。
人と植物のストレスが少ない共存、考えていかなければならない時代になってきました。

今回は、
夏型と呼ばれている多肉植物を使って、
ワンランク上の魅せる寄せ植えをご紹介したいと思います!


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■今回使用した商品

ガゼボ型スティック

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ガゼボ型のスティックで上下に分かれています。
上部は鳥と鳥かごのようなデザインです。

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下部は土への差し込みがしやすい形状となっています。

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上部と下部はねじ込み式。
簡単にしっかり一体化することが出来ます。

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高さは約160センチ、重さは1キロ強。
女性や年配の方にも扱いやすいと思います。

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■使用植物


・リトルミッシー(クラッスラ属)

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這うように伸びます。
日当たりを好みます。土が乾いたら軽く占める程度の水を与えましょう。


・ゴーラム(クラッスラ属)

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葉が棒状で先端が指で押したような形状が特徴的。
日当たりと風通しの良い場所で管理します。


・月下美人(パキフィッツム属)
・千代田の松(パキフィッツム属) 2ポット
・銀箋(クラッスラ属)
・サルメントーサ(クラッスラ属)

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日当たりと風通しの良い場所を好みます。

・テトラゴナ(クラッスラ属)

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夏の直射日光は避けましょう。
多湿が苦手です。

・フミリス(カランコエ属)

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日当たりと風通しの良い場所で管理します。

・熊童子(コチレドン属)

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産毛に覆われた肉厚な葉と熊の手のような形状。
多湿が苦手。
真夏は半日陰で管理するといいです。

■その他の材料

・鉢底ネット
バイオゴールドの土 ストレスゼロ

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■作り方


STEP1
植物をそれぞれポットから出し、土を落とします。
根を残して、トレイに並べて準備します。
株分けできるものは、株分けしておきます。

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STEP2
今回使用するガゼボ型スティックには、プランターや器が付いていません。
口径16センチ・鉢底直径12センチ・高さ15センチのプランターを準備しました。
鉢底に穴が空いているタイプを選びましょう。


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STEP3
鉢底ネットを敷き、
バイオゴールドの土 ストレスゼロ』をプランターの縁から3センチ程度下まで入れます。


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STEP4
植えこむ場所には、予め棒で穴を開けて隙間を作っておきます。

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STEP5
ゴーラム、月下美人、フミリス、熊童子をピンセットで植え込みます。

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STEP6
株分けしたサルメントーサを、ピンセットでひとつずつ、
バランスを見ながら植え込みます。

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STEP7
株分けした銀箋をピンセットでバランスを見ながら植え込みます。

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STEP8
千代田の松を縁の外側にやや傾けて植え込みます。

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STEP9
株分けしたリトルミッシーを、縁からはみ出るように植え込みます。



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STEP10
棒で軽く突きながら、株間など隙間なく土を入れたら
完成です!



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■ポイント

多肉植物は生育環境で3つに分けられます。
夏の寄せ植えから植物へのダメージを減らすため、生育環境の似た者同士を選びましょう。
乾燥には比較的強いので、水やりの回数は少なめに、多湿にならないようにします。
夏の直射日光は避け、午前中に日当たりのいい風通しの良い場所での管理をおすすめします。

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多肉植物を寄せ植えする時に、ポロポロと葉が落ちます。
その落ちた葉を土の上に置いておくと、2〜3ヶ月後に小さな芽が出てきます。
無駄なく楽しめるのも、多肉植物のおすすめポイントです。

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■コメント

高さのある寄せ植えの演出は、お庭やベランダなどで個性が光ります。
しかも、風通しもよくお手入れもしやすいので、いいこと尽くめ。
多肉植物の寄せ植え作りは、気温が低い午前中がおすすめです!

CHIRO

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■ガーデンスタイリングスタッフより

今回は、高さのあるガゼボ型スティックを使った多肉植物の寄せ植えをご紹介いただきました。ぷっくりとした肉厚な葉の表情がなんとも可愛らしい寄せ植えですね。飾る高さの位置や植物の種類など、いつもとは違ったスタイルの寄せ植えに挑戦してみてはいかがでしょうか。


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CHIRO

寄せ植え作家。 寄せ植えの制作販売、寄せ植え講師、店舗装飾、コラム執筆、寄せ植え監修など『寄せ植え屋 CHIRO』として活動中。 ブログ『CHIROのお庭しごと』で寄せ植えやガーデンの情報を発信。 掲載誌『園芸ガイド』など。

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