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連載コラム 第五回「神々をお迎えするお正月」

連載コラム第四回 彼岸から秋を楽しむ佳日 実りに感謝を込めて楽しむ秋の歳時記

「事始め」って?

昔は交通も含め現代の便利さは無かったので、12月13日からお正月を迎える準備を始めました。
この準備のことを、新事の始まりと考え「事始め」と言います。
昔の「事始め」の例としては、薪割り/しめ縄作り/新年衣装の洗濯や縫い直し/すす払いや家の修理保存/餅つき/保存食作りなどがありました。

「お正月飾り」
意味は?

神々から新たな力を戴くために、年神様が迷われず、無事、我が家にお迎えができるようにという意味で飾り付けします。
12月28日〜1月6日までを「松の内」といい、お正月飾りを行う時期ですが、29日は「苦立」に通じ、31日は「一夜飾り」といわれ縁起が悪いため、28日か30日に飾り付けを行いましょう。

最低限の準備と
その意味

掃除・整理整頓
清浄な場所に年神様は降臨されるといわれています。お飾り前の掃除は丁寧に行いましょう。

松飾り
松は平安時代より神宿る木といわれていますので、依代(ヨリシロ)として立てます。神様をキャッチするアンテナの意味をもちます。マンションであればドアに飾るだけでもよろしいと思います。

しめ飾り
神社のしめ縄と同じで、神聖で清浄な場所ということを示しています。結界として邪気を払うという意味もあります。紙垂(シデ)をつけるなどして、玄関や鏡餅を飾る場所の上に付けましょう。

鏡餅
神事に使われる「八咫鏡(やたのかがみ)」に由来し大小二段の丸餅で陰陽の月と日を表しています。
丸く白く清浄で光るものには、神霊が宿るともいわれます。お餅は必ず「白の奉書や半紙」(敷き紙)の上におきましょう。
その他の小道具として、心に裏が無く清浄と長寿の意味をもつ「うらじろ」を2枚、栄えて絶えないことを願う「ゆずりは」、子孫繁栄を願う「橙」「昆布」を飾ります。
鏡餅は、家の中で一番清浄で電子機器の上でないところ、床の間などの格が高い所、または、家の中の高めの所に飾りましょう。

おせち料理と小さめの丸餅
おせち料理は、年神様に備える供物料理です。家族の繁栄を願う縁起物の食材で構成されます。
お雑煮は、1月1日の4時頃に「若水」(清らかな水)を汲み、一度お供えし、その水で作ります。お供えしておいた小さな餅を入れ、年神様からのお下がりをいただくという意味で、おせち料理と共に食します。

さらにお正月を
味わうための
小物たち

お屠蘇(おとそ)
由来は中国の風習で、薬種のひとつ。お酒は邪気を払うとし、不老長寿を願って飲まれます。


雑煮碗は、漆が好ましく、男性は赤、女性は中赤・外黒のものを使います。


白く丈夫な柳箸が正式です。
必ず両方が細く削れた円柱のものを選び、片方を自分、片方を神が食す、神人共食(シンジンキョウショク)で年神様と共にお正月料理を戴きましょう。

 

(記:森荷葉)

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