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ガーデンスタイリング

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専門家「風景」をつくるガーデニング術

実験集合住宅・NEXT21、504号室・住戸改修による空中庭園

居場英則

ここのところ、続けてレポート記事を書かせていただいている、大阪ガスさんの実験集合住宅・NEXT21。

今回は、最近改修された住戸(504号室)に付属する専用庭(空中庭園)について、ご紹介したいと思います。

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早速ですが、こちら↑が、最近改修された、NEXT21の504号室の専用庭で、南北2か所あるうちの、

こちらが南側に面したリビング前のガーデンです。

このガーデンは、5階住戸の庭ですが、一戸建ての庭のような多様な植物が、一見すると「地植え」のように

見える自然な感じで植栽されています。

バルコニー手摺の向こう側には、最近できた高層マンションが見えているので、空中にある庭園だと分かると

思います。

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こちら↑は、NEXT21の北側外観です。

コの字型配置の南側には、凹んだ部分に中庭が設けられ、それを囲むように多くの植栽がされていましたが、

やはり建物北側は、日照条件的にも劣るため、植栽は控えめです。

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この写真ではちょっと分かりにくいですが、写真左端の5階角の住戸(504号室)の最近改修工事が終わったらしく

その内部を見せていただきました。

もちろん建築(インテリアの改修)がメインなのですが、今回はその住戸の南北2か所に設けられた専用庭も

同時に改修されたので、そのガーデンをご紹介したいと思います。

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こちらが、504号室のエントランス(玄関)です。

実験集合住宅・NEXT21では、大阪ガスの社員の方が住みながら様々な実験を行いながら生活をする、という

ことになっているのですが、建設から30年余りが経ち、建設当時からライフスタイルも変わっていますし、

設備機器の更新も必要になるため、入居者の入れ替えのタイミングで、住戸内(インフィル)の大掛かりな改装を

実施されています。

今回、この504号室では、「和の居住文化の継承・発展」をテーマに、伝統的な日本の住まいで培われてきた

自然の力を活かし、季節と共に暮らすパッシブデザイン、身近な資源を循環利用するサーキュラーデザイン、

そして文化的活動を嗜み快適に過ごせる住空間を現在の都市型集合住宅で目指している、とのことです。

(大阪ガス・実験集合住宅・NEXT21のHPから抜粋)

そして、この住戸の設計は、サーキュラーデザインで注目を浴びている若手建築家の川嶋範久氏が手掛けています。

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こちらが、504号室の玄関入って右側(南側)のリビングエリアを見たアングルです。

外に見えるガーデンに露出を合わしているので、室内は暗く見えてしまいますが、

実際にはとても明るい空間でした。

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そして、こちら↑が、玄関入って左側(北側)の和室方向を見たアングル。

小上がりの畳が敷かれた和の空間で、障子の向こうに、北側の庭が見えています。

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まずは、北側の和室エリアから見て行きましょう。

折り上げ天井には間接照明がほどこされ、とても落ち着く空間となっています。

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和室を正面から見たところ。

ガーデンの緑に露出を合わせているため、手前の和室内部が暗く見えてしまいます。

バルコニーの奥、遠くには最近建った高層マンションが見えています。

ここが集合住宅の5階であることを忘れてしまうくらい、落ち着いた空間です。

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斜め横から見ると、こんな感じに見えます。

建物北側のガーデンとはいえ、6階建ての5階角部屋ということもあり、

北側のガーデンには、斜めに東からの光が差し込んで、

とても色鮮やかに見えます。

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北側の庭のシンブルツリーは、日本庭園に相応しいモミジが植栽されていました。

奥に見えるタワーマンションとの対比が面白いです。

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北側のガーデン(日本庭園)出て、撮影してしてみました。

十分明るい庭で、鮮やかな新緑が部屋の中から順光でみえるため、とてもしっとりとした鮮やかなガーデン、

という印象でした。

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一方、こちらは、住戸南側のリビングルームから見たバルコニーガーデンです。

リビングの一部には、タタミコーナーもあり、この住戸の改修テーマである「和の居住文化の継承・発展」を

感じさせるインテリアとなっています。

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こちらは、リビングに面したダイニング・キッチンから見る南側のバルコニーガーデンです。

少し建築的な視点での解説を入れるとすると、この住戸の「格天井」や「床の寄せ木のパターン」は、

NEXT21の特徴的な吹き寄せグリッドから導き出されているそうです。

また、鴨居には、旧インフィル(改装前の504号室)にあった、ユニークな建具が取り付けられているそうです。

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そして、冒頭でお見せした、こちら↑の写真。

リビングに面した南側のバルコニーガーデン。

奥に見える高層マンションとの対比がとても面白い風景を作っています。

まさに空中庭園です。

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この504号室のガーデンの設計・施工を手掛けられたのは、数多くの建築家との共作で有名な、作庭家・辰巳兄弟が

主宰されている、大阪の造園会社・グリーンスペースさん。

多種多様な植物を散りばめられて、とても美しい魅力的なガーデンとなっています。

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反対方向を見るとこんな感じ。

周囲には高い建物がいくつも建っていて、まさに都会のオアシス的な

ガーデンとなっています。

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最後にもう一枚。

向かいの高層マンションがとても細長いフォルムをしているので、

それに呼応するかのような、上に伸びていくような樹種が選ばれていて、

今後の樹木の成長がとても楽しみなガーデンでした。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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