2026.3. 2 / 実験集合住宅・NEXT21の緑化
ひとつ前の記事でも書かせていただいた、大阪ガスさんの実験集合住宅・NEXT21。
実際に大阪ガスの社員さんが、代わる代わる一定期間の入居しながら、様々な居住実験を実施されています。
そのNEXT21の居住実験開始から30周年記念事業に、ご縁があって関わらせていただいて以来、
現場の建物共用部に、つるバラを植栽させていただき、その後の定期的なメンテナンスのお手伝いもさせて
いただいています。
今回は、そんな実験集合住宅・NEXT21の、共用空間「エコロジカルガーデン」(中庭)の夜景の様子を紹介
させていただきたいと思います。

30周年記念事業の一環で、NEXT21の共用部分の冬季のイルミネーションの社会実験に、
知人の女性照明デザイナーを紹介し、関わっていただきました。
30周年記念事業以降も、その社会実験を経て、実施(常設)に移された照明もあり、
また冬期には、NEXT21の住民による「灯りのワークショップ」も継続的に行われています。
今回は、大阪ガスの担当者より、その冬季のイルミネーションの様子を写真撮影して欲しいとの依頼を受け、
先日撮影に行ってきました。

前面道路の幅員の関係で、建物全景を撮影することは難しく、コの字型の建物南側に設けられた
中庭「エコロジカルガーデン」を中心とした夜景を撮影しました。
SI(スケルトン・インフィル)構法という、躯体と住戸を分離することができる独自の構造が、
このNEXT21の特徴のひとつですが、その構造(ストラクチャー)や、空中に2本架けられたブリッジなどの
建築物を照らす照明と、エコロジカルガーデンの植物を照らす照明がうまく共存しています。

今年は、住民ワークショップでつくられたという「パーティライト」が
新しく設置されました。
電球を並べて吊るしたようなライトが、南側のアプローチの手すりや階段に
設置されています。

縦位置で、エコロジカルガーデンから、3階、5階のブリッジを見上げた
アングルです。
共用廊下の柱に巻き付いた、常緑のつる性の植物にも照明を当てています。
現在、イルミネーションは冬季限定で行われていますが、
春の開花の際にも、咲いた花を照らしても素敵かもしれません。

こちらは、一本の柱が4本の斜め柱に分かれるという、NEXT21の独特の
ストラクチャー(構造)を強調するようなライティングです。

エコロジカルガーデンの周囲の植栽には、パーティライトが散りばめられて、とてもきれいです。

3方を道路に囲まれたNEXT21の西側道路から、北西角のメインエントランスの方に向かいます。
こちら側にも、南側と同じ、1本の柱から複数の斜め柱に分岐するストラクチャーが見えていて、
それを強調するライトアップが行われています。

そして、こちらが、北西角のNEXT21のメインエントランス。
この角には、建設直後から植えらているオオシマザクラの大木があります。
今は冬で葉が落ちて枝だけになっていますが、そのオオシマザクラにも照明があたり、
美しい樹形が暗闇に浮かび上がっています。

そのオオシマザクラの足元の植栽枡にも、植栽が施されていて、そこに南側と同じく住民ワークショップで
つくられたパーティライトが設置されています。
ランダムにキラキラと輝いていて、宝石箱のようです。

こちらが、NEXT21のメインエントランスへのアプローチ。
「NEXT21」と書かれたサインにも照明がセットされています。

メインエントランス脇にある外部の吹き抜け空間です。
ここの水盤に設置されている2灯の灯りは、ガス灯です。
ガス会社ならではの照明です。

メインエントランスの脇から、2階へと続く屋外階段です。
サインパネルもライトアップされ、独特なストラクチャーも垣間見れる
NEXT21ならではの風景が、闇の中に浮かび上がっています。

屋外階段のアップ。
ここの手すりにもパーティライトが設置され、2階へと住民を誘う演出です。
屋外階段の脇の高木(落葉樹)にもアッパーライトが施され、
階段と相まって、美しい冬の風景を構成しています。

いかがでしたでしょうか?、NEXT21の冬のイルミネーション。
もう間もなく春がやってくると、このメインエントランスには、早咲きのオオシマザクラが満開に咲き、
南のエコロジカルガーデンには、新緑が広がり、その頭上では、ユキヤナギやツツジ、バラなど様々な植物が
数珠つなぎに咲き乱れます。
またその風景もレポートしたいと思っています。
乞うご期待!
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