2026.7.23 / 花の名所、花のイベント訪ねてみたい名庭園
毎日暑い日が続きます。
日本の四季はどうなってしまったんだろうと思う今日この頃です。
さて、あっという間に7月も後半を迎えました。
バタバタしておりまして、このブログも滞り気味で、申し訳なく思っています。
今年の早春~バラの季節にかけて、いろんなところへ花を見に行ったのですが、
たくさん写真を撮りすぎて、その整理(現像等)が追い付かない状態で、
なかなかタイムリーに記事を書けなくて申し訳なく思っています。
今回は、昨年2025年の春に、九州にツツジを見に行く旅をしたのですが、
そのレポート記事を何本か書かせて頂いたのですが、最後の一本を書くタイミングを逸していました。
今回は、その「ツツジレポート」の最終回を、改めて書いてみようと思います。

「九州・福岡県久留米市にツツジの庭園を見て回ったレポート記事」の第8回目(最終回)は、福岡県久留米市を
離れて、隣の佐賀県武雄市にある「御船山楽園」(みふねやまらくえん)を見に行った時の話です。
御船山楽園は、御船山山麓にある武雄鍋島家9代当主・鍋島茂義が、江戸時代末期の1845年から約3年の年月をかけて
創りあげた壮大な「池泉回遊式庭園」で、敷地面積は約15万坪。
断崖の聳え立つ雄大な御船山を背景に、春は20万本のツツジ、5000本の桜、秋には紅葉が素晴らしい風景をつくる
庭園です。
昨年2025年の4月、ちょうどツツジが満開のベストタイミングで訪問しました。

こちらは、庭園の入口付近で、ちょうどフジ棚のフジも満開で迎えてくれました。

園内に入ると、まず現れてくるのが、こちらの「鏡池」。
池泉回遊式庭園ですので、この大きな池の周りをまわるように、園路が設けられています。
奥に見えている絶壁が、「御船山」です。

池の周りを巡る園路です。
このあたりは、まだツツジはあまりなく、どちらかと言えばモミジがたくさん植えられていました。
この辺りは、きっと秋の紅葉の季節が美しいと思います。

やがて、モミジの合間にところどころ、ツツジの赤やピンクの花が咲いているのが見えてきました。

このあたりから、ツツジが急に増えてきて、ワクワク感を高めてくれます。

園路沿いには、丸く刈り込まれたクルメツツジやヒラドツツジ、その奥には自然樹形で大きく枝を広げている
赤いツツジ(久留米ツツジかヤマツツジ?)、そしてその更に奥には、ヤエザクラが咲いていました。

そして、いよいよ、この絶景が目の前に広がってきました!
感動の瞬間でした。
手前の大きなクスノキの向こうに、まさに天国、楽園の風景が広がっていました。

まずは、手前に広がるツツジの海のような風景。
一体、どれだけのツツジが植えられているんだろう?と思うほどの広がりです。
全ての風景が、カメラのレンズに納まりきれません。

カメラを縦位置に持ち替えて、広角レンズの広角端で、全景を写してみました。
ツツジの海の奥に、そそり立つ御船山の絶景!

再度、カメラを横位置に持ち直して、広角レンズの広角端で撮影してみました。
なかなかこの絶景の素晴らしさを写し取ることができません。
是非、ツツジ満開の季節に、現地に行っていただきたいと思うほどです。

何枚かアングルを変えて、この素晴らしいツツジ絶景をお届けします。

やはり、奥にそそり立つ自然の造形、御船山の存在感が凄すぎて、それだけでも十分素敵なのですが、
この御船山を借景にして、その手前にツツジの海のような風景をつくろうと考えたことが素晴らしいです。
相当お金も掛かるでしょうし、まさに大名の別邸庭園!という、唯一無二の風景だと思いました。

よく見ると、このツツジの海のような風景は、視点場(今写真を撮っている場所)から見るだけの庭園ではなく、
その中を回遊できるように、園路が設けられていました。
(写真右側に人の姿が写っているところが、回遊園路です。)

その園路を辿って、奥へ奥へと入っていきます。

借景の御船山がだいぶ近くなって、下から見上げるようなアングルです。

御船山の断崖絶壁の足元のツツジの植え込みの様子です。
このツツジの海のような広いエリアに植えられているツツジは、日本庭園で見られるような、丸く刈り込まれた
ツツジで、花の色は濃い赤やピンク、白、赤紫色などです。

御船山方向へ伸びる回遊園路の上の方から、なだらかに下っていく斜面を見るとこんな感じ。
いくつものツツジの花が、幾重にも折り重なるように配置され、まさに波のように見えます。

中央に見えている高い木が、先ほど、このツツジの楽園のような風景を眺めていた場所(視点場)です。
逆から見ると、こんな風に見えるのです。

アングルを変えてもう一枚。
できれば、御船山に登って、上からこのツツジの海のような風景を眺めてみたいという思いが募ってきました。

園路をぐるっと一周してきました。
ここにも八重桜が咲いていました。
ツツジの花色も、赤紫色、濃いピンク、淡いピンク、朱赤、白など多彩で、単調にならず、
美しいグラデーションを見るような感覚でした。

最初の視点場(大きなクスノキ)の横あたりまで戻ってきました。
ちょうどツツジの見ごろとあって、この日はたくさんの見学者がお越しになっていました。

改めて、今ぐるっと一周してきた、ツツジの海のような広大な空間を見渡してみました。

ツツジの海の中に、園路を歩く人の姿(白い日傘をさしている方)が
見えますでしょうか?

この絶景を表現するには、横位置の写真がいいのか、縦位置の写真がいいのか
最後まで迷います。
写真で切り取られた風景より、やはり現地に行って、この絶景を自分の眼で
是非見ていただきたいと思います。

最後に、あの大きなクスノキの下から、見渡す絶景をもう一度。
いつまでも見ていたい気持ちでしたが、後ろ髪を引かれるように、この楽園風景を後にしました。
ここからは、少しおまけです。
御船山楽園(庭園)の併設されたホテル、「御船山楽園ホテル」です。
ここに宿泊したわけではないのですが、このホテルの温泉「らかんの湯」と、併設されたサウナに
立ち寄り湯で入ってきました。
このホテルに併設されたサウナは、既存の概念にとらわれず革新的な試みでサウナの価値を創造した
全国のサウナ施設を評価した、サウナ界のミシュランと呼ばれる「サウナシュラン」において、
2019年~2022年の3年連続で全国1位「サウナオブザイヤー」を獲得し、殿堂入りを果たしているそうです。
もちろん、サウナ施設の写真は撮れないので、無いのですが、ホテルの各施設もとても革新的なので
ご紹介してみたいと思います。
こちらが、ホテルのエントランス。
何やら看板が置かれています。
昨年2025年に訪れた時は、「チームラボ 廃墟と遺跡」と題したアートワークがホテルの各所で行われていました。
こちらが、ひとつ前の写真のエントランスを入ったすぐのホテルのロビー。
照明を演出を使ったアートワークで有名なチームラボがデザイン監修したエントランスロビーは、
まさに異空間。
実は、よく見ると写真の正面がホテルの受付(レセプション)です。
カウンター台もミラーでつくられ、その奥の壁面にもミラー、天井もミラー、床も反射する素材を使った演出で
万華鏡の中にいるような不思議な空間が出迎えてくれました。
こちらは、昔、大浴場として使われていた場所。
そこにも巨大な光の柱(氷柱?)が何本も設置されたアート空間になっていました。
浴場のレベルまで降りることができます。
身近で見るとさらに巨大さを感じます。
アングルを変えてもう一枚。
窓からは、周囲の樹々の緑が見えて、何とも不思議な空間です。
いかがでしたでしょうか?
佐賀県武雄市にある「御船山楽園」。
御船山とツツジの海が作る、まさに絶景と、現代アートで再生されたホテル空間。
どちらも非常に見ごたえがありました。
是非、九州に行かれる際には、足を伸ばして見ていただきたい風景でした。
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