2026.10. 2 / ガーデニング(GARDENING)旅(SIGHTSEEING)
イギリスの庭めぐり。春から夏に続いて、秋に見るのもやはり宿根草の庭でした。
宿根草の花が1番多く咲くのはやはり初夏ですが、秋は微妙なトーンの葉っぱの存在感に目を奪われます。
色だけではなく、そのテクスチャーやフォルム。とても繊細なので時間をかけて眺める必要もあります。
きっと若干地味な世界でもあるから、興味のない人には全く楽しくもない景色かもしれません。
庭で花が咲いているのか、咲いていないのか?
その視点だけで庭を評価する考え方は、いまだに根強く残っているからです。
今日の写真は「英国貴族、領地を野生に戻す」でも知られる
ネップ城のリワイルディングのウォールド・ガーデン九月の様子です。
トム・スチュワート・スミス氏デザインの
氏いわく、「美しさよりも、自然の存在にフォーカスを向けた庭」
今回も10カ所以上のガーデンを訪問していますが、やはり、ここ数年の1番好きな庭です。
この秋のイギリスのあちらこちらガーデンで何度も目に入ってきたのは、一番上の写真の右側角に写っている
アネマンセレ Anemanthele lessoniana、旧学名:Stipa arundinaceaです.
何年か前に加藤ファームさんが作っていたので、私もとても気に入って手元で育てていたのですが、ある時カイガラムシに襲われ結局全滅しました。
あまり背も高くならずこのオレンジと黄緑色が混ざる感じがとても素敵なのでした。
その左横にアスターの紫色完璧なコンビネーションですよね。
細いグラスと、デイジーのような形、ドット状に咲く花と大型の葉の葉群との
フォルムのコンビネーションが本当に美しいこれ以上に花が咲いている必要はないと思うのですが。
スターチス! Limoniumです!
私の庭でも、これは乾燥に強いけれど多湿は苦手なので植木鉢で育てていますが
2ヶ月以上も雨の降らなかったイギリスでは、ずいぶん今回あちらこちらで見かけました。
私の庭で咲くLIMONIUM LATIFOLIUM は、紫色の花が終わると
茶色の花殻にあり、そのうち何度か雨が降っていたので黒茶色になって最後は散ってしまいましたが
2ヶ月も雨が降らないイギリスではそのまま乾燥して透明感のあるシードヘッドの群が美しかったことです。
雲みたいにモクモクと、秋の庭の表情豊かな質感にウキウキしました。
その背後にはスティパ・ギガンチア、ならぬ最近の学名はセルチカ・ギガンチア。
アネマンセレも、もともとはスティパだったけど名前が代わり。
いろいろ変わるし日本ではそれなりの俗名がつくし宿根草の名前が追いつきません。
このシードヘッドはエキナセア、多分、エキナセア・パリダ。
よーく目を凝らして見ていると薄いブルーのユーフォルビア。
ピンク色の霧のようなリモニウム。
黄色いグラスはなんでしょうね。
ふわふわとした質感の植物の中で、黒いシードヘッドが際立ちます。
こんな景色は最高に素晴らしいと思うけれども、イギリスのガーデナーの中にも
シードヘッドをほったらかししておく庭は、好きではないと言う方に今回出会いました。
「美は、その人の目に宿る」と言う諺に昔からありますけれど
そういうことではあります。
私の主催するガーデンツアーにご参加いただけた皆様方は..
どんな印象持たれたのかなぁ〜と、ちょっと心配だったり、その点は少し知りたいです。
Curating the garden ecosystem「庭の生態系を育む」の図を、説明中の
ジョシュさん。ネップ城では、1時間ほどジョシュさんのプレゼンで、様々なリワイルディングの試み
について、スライドショーのお勉強会を開いていただいてますが
これがまた最高に楽しくて!!
今回は3回目のスライドショーでしたが、ますますブラッシュアップして
クオリティー上がっています。今後に期待です
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