お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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去年の8月に、目黒区駒場 Shade YOSHIYA KEIKO が閉じてから、

その後は堰を切ったように庭の仕事で奔走していました。あまり東京にいないことが多く。

責任を感じてはいたものの、駒場の庭には戻れないでいました。

ときたま外側を車で通過して様子をみるものの、勝手になかに入ることもできずで。

先日こちらのプロパティの持ち主に了解を得て庭の整理に。この夜観劇の予定ありで、

持参した作業着に着替える前に、まずは自分のほうきも置きっぱなしになっていたので。

雪の予報は外れ、時々晴れ間もあった目黒区。

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自分が意図した通りに冬を迎えていたのは、フジバカマとラナンキュラス・ラックス、そしてパニカム、アガパンサス、など。あとは、台風などで随分倒れてきれいではありませんでした。

というか、汚くなって。

特にまずかったのが40球以上もたくさん植えていたグラジオラスの葉。

茎と葉が綺麗ドライになってくれれば良いのですが、まずい感じで倒れたまま。

それをさっさとカットしてしまか抜いて仕舞えば良いのですが、抜いてしまうともう、どこにその球根がある行方不明に。その下には大きく育った球根が。掘ってみると

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なんとたくさんの子球が溢れていました。切り離して、大きな球根は元肥を一緒に植え直せば、この夏には花が楽しめるでしょう。子球は...。栄養豊かな大地に入れておくと来年には生長するでしょうか。

とりあえず、いけるところまで掘り上げて保管。

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Piet Oudolf さんの宿根草主義的植栽を東京でも。と、2年前に植えたけれども、やっぱり東京都心はビルに囲まれ一部からの日差しや一方的な強いビル風も吹くので、支柱なしで垂直に植物が伸びるのが難しい。

去年の夏〜秋は大雨、台風、塩害。厳しかったのに、管理にも行けず

でも、そんな環境でも持ち勝てたのが、上記のフジバカマたちでした。

ダメだったのは、スティパ、アキレア、フェンネルなど。倒れた茎が大暴れのまま。

スティパ、アキレア、フェンネルなど、東京都下の私の家では、すいすい垂直に育ちますが、

環境次第では、生きてはいるけれど、きれいに育たない。

スティパ・ギガンチアも、水はけと水持ち最高のストレスフリーの用土に植えてあっても、風と光が足らなかった。夏の雨が多かった。そんな理由からか、きれいに育ちませんでした。

目標は常に

植えた植物が美しく育つこと!植物を美しく育てること!

そして、育った植物が一層美しく見えるようコンポーズ!

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これが最高の目標なので、その点でベス チャトーガーデンで見た、スティパの美しさ!

あれを求めて、今度はあのスティパ・ギガンチア。

我がルーフガーデンに引っ越しをさせようと思います。そのタイミングが今!

そして地際でカットバックする宿根草や潅木類。東京は今日か明日が良さそうです。

だって、来週、18度になるとか?春一番が吹くとか?え、え、え?芽が動き出してしまうでしょう。

焦ります。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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