Quinton Old Rectory Garden 18 世紀のイギリスの牧師館をモダンに再生させた個人庭。モダンデザインの個人庭として開かれたオープン・ガーデン。
社会的な貢献度が高いと感じています。
所有者 Alan Kennedy & Emma Wise さん。前回に引き続き、エマさんにご案内いただいた。彼女と姉妹の手作りケーキのティータイム付きで。
オールドレクトリーガーデンは、クイントンの教会に隣接する 18 世紀のイギリスの牧師館で、3 エーカーの庭園は、2014 年から 2015 年にかけて再設計されました。
ランドスケープ・ガーデン デザインの会社Bestiqueの創設者であるアヌーシュカ・フェイラー。たしか、姉妹のお姉さんだったかの友人だったデザイナー。そんなご縁で彼女に庭のデザインを依頼。
教会の過去を尊重し、そこにジョージ王朝時代の庭園の歴史的視点と現代的な美学を融合させ、平和でありながら、モダンで刺激的なインスピレーションを与える空間を作り出しています。
元の6つの異なる要素、家畜を管理する場所 (menagerie)、家庭菜園、プレジャー ガーデンなど) に基づいて、彼女はこれらのそれぞれを 21 世紀に向けて再解釈することに取り組み、その結果誕生したのが、クイントン旧牧師館庭園です。
庭園の本体は十字の軸に沿って配置され、
交差する小道の中心にオーク材フレームのでガラス張りガーデンハウス。
普段はそこでヨガや瞑想を。
日本のような灼熱にならないのが羨ましいです。秋の日にここで過ごすのは本当に気持ちが良いでしょうね。
花畑を区切るリル(水路)、キャシー・アズリアによる彫刻のファイヤーピット、
天然のベイジングポンド(水泳池)に架かる、モネにインスピレーションを得たオークの橋、ツリーハウスなど、特徴がたくさんあります。
オークの橋の上で写真を撮ってくださった方!ありがとうございました!
ツアー中、ツアー後も、お互いを撮った写真を共通のLINEでやり取りが続きます。
また、この庭のキンモクセイの木(?!)は、下半分が白く塗られています。多くの訪問者がその理由をオーナーのエマさんに尋ねるので、いちいち答えるのが面倒なのか(笑)6月にはインスタでその理由を投稿しています。
『主にそれは美学的理由(太陽に照らされてきれいに見える)ですが、害虫の侵入や樹液漏れを防ぐ地中海のオリーブ栽培法を参考にしています。』と。
私も去年の6月に訪ねてこれを見た時、「日本でもこのように、病害虫を防ぐ目的でりんごの木に白く石灰を塗る例がありますよ。ずっと以前に勇気栽培でりんごを作る農家さんを訪問した際にそれを見せていただいたんです」。
とお話ししたら、その時は驚いていらっしゃった。少し意外な気もしましたが
エマさんご自身はガーデニングをなさらず、全てはその二人のガーデナーが維持管理。その後、お調べになったか担当ガーデナーに聞いたのかも。
エマさんは2013年にこの庭を創り始めたときの大仕事についても語っておられましたが、当時は三人のお子さんたちが小さかった。そこで子供の遊び場もしっかりと確保されていましたが、「今は大きくなってしまって...」
★2019 ホームズ アンド ガーデンズ デザイン アワードで「ベスト ガーデン」を受賞。
★2018年8月BBCガーデナーズワールドで特集この庭園に関する特集。
★記事は、英国の雑誌『Homes and Gardens』(2018年7月)、『The English Garden』(2019年6月)、『County Living』(2019年クリスマス)、『Landscape Magazine』(2021年1月)、『RHS The Garden』(2021年11月)、『Gardens Illustrated』(2022年12月)および米国の雑誌Horticulture USA(2019年のクリスマス)に掲載。
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