お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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普段の暮らし。仕事、人と会う。さまざまな場面で、よくいうT P O 。

人それぞれ、いろいろあって良いと思うのですが、その人の好みとか、そういう事は一旦置いておいて

若干普段と違うのが旅行。服の旅支度は、また普段とは違います。

違う。変えるから、面白いんです。

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極端なことを言ってしまうと、私などは絶対普段ピンクの服を着たりしない(つもり)

でも、バラの花が咲く世界で黒はないと思うのです。

若い頃はいつも真っ黒だったし、最近は何歩か譲って、普段は全身ネイビーが好きです。

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しかし海外旅行の場合は「自分が好きな色の服」とかそういうことじゃない。

と、アルバイトでお金を貯めて21歳の時に初めてひとりでニューヨークに行った時から、50年近く海外旅行していて到達した結論です。

ヨーロッパやアメリカで、服装によって、損ををしたような経験が多々あったから。

そして逆に、....そのことがわかってコントロールすると、かなり得をしたような経験も。

きっとここ数年私のツアーに参加された方はそのことを理解されたのではないでしょうか。

ガーデンのオーナーから大体褒めていただきよくしてもらえる。たったそれだけのことですがそれが旅の印象をがらりと変えてくれるのです。

というわけで、ここ数年は、いっぱしの意見があります。それを書きます。

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イギリスに行く時などは全体で2週間から3週間。いかに1つの洋服を着回すのかということがあるから

実は写真も旅行に行く前にコーディネートチェック中。

これは部屋の中で鏡に写したところ。

大体1つのバッグで3週間、使い倒す。

ガーデンをメインに巡るけれど、ちょっと良いホテルやレストランも行動範囲。

でも荷物は増やしたくない。と、いうわけで帽子やバッグは同じでもコーディネートはいろいろ。

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オケージョンに合わせて、服装は、変えますよね。

私がここ数年ずっと守っているのは、上下。トップスもボトムも 

俗に言う「ワントーンコーデ」その方が全身がシュッとして見えるでしょう。

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ホワイト系は太っているのになおさら膨張色ですが、このデイルズフォードの貴重色が

オフホワイトなので...しかも、白人の多い世界で暗い系統色にならないように注意。

ぜんたいオフホワイト。みたいなイメージ。

それで、どういうイメージの人か? 相手も理解しやすい。なんかオフホワイト系。あるいはグリーンの人だったみたいな。

そうするとこうやってイギリスのガーデンを巡るときに相手方の方が私を受け入れ安かったんではないかと言う印象がありました。

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この20年ほどあまり好みも変わらないので気に入った服は何回も着てしまいます。

ワンピースみたいな、それ1着でワントーンになる服も便利ですよね!

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シャツワンピーも旅先で便利。ストールで変化。

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↑は、私のデザインしたシャツワンピー、前を全部閉めればワンピース。ボタンを外して羽織ればコートみたいな感じ。

ほんとに旅に便利です。この写真は、春のはままつフラワーパーク。自分が仕事で行っているのであまりピンクとか、目立ってもどうか。

迷いますが、この際、春は春の色が良いですよね。

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春の色の景色に黒とか暗い色の服は気分が下がってしまうのではないでしょうか?

写真を撮ろうとしたときに黒い服がいるの人がいるときは最近のiPhoneだと私は消してしまうことが多いのですがかわいい色の洋服の方はそのまま取っておいたりしています

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最近のiPhone人を消したりするのがとっても簡単でびっくりします。申し訳ないけどやはり。

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写真を撮ろうとアングルを考えているときに、ひょいと人が入った例ですが

この色のお洋服は何かいい感じ。庭のドレスカラー。

何色でもいろいろあって良いと思うのですが、私の好きな色はブルーです。

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イギリスのガーデナーも、ブルー系が多い。グリーンもあるけれども、伝統的に

作業服がブルー系でもあったので、きっとそれ。

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周囲の緑とも、親和性の高いブルー、ブルーの洋服を見つけるのは比較的に簡単。

いろいろな良いブルーが手に入る。しかし、案外難しいのが、グリーン。

良いグリーンがあれば欲しいけれども、結構ない。

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この秋、「未来に繋げる庭づくり」と題して、たまプラーザで講演会。

その時かけつけてくれた、ガーデンコラムでもお馴染みの土谷ますみさんと。

グリーンペア!!土谷さん。

おとなの女性、おちついていて素敵なコーディネートですね。

ホワイトのインナーが存在感を際立たせています。

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こちらは、マヤマヤこと、林マヤさんと秋の中之条ガーデンズで、イベント。

マヤマヤのハンドパン。と〜〜〜っても、素敵でした。

この時は、二人でドレスカラーコードを相談して決めました。

マヤマヤはりんご色、私はいつものグリーンで秋の庭に....。

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この写真はイングリッシュガーデンツアーの際のトム・スチュアート・スミスさんのご自宅の庭にて。

トムさんのガーデン。パープル系の花が咲いてることが、今までも多かったので、

その前日に「明日のドレスカラーはパープルだよ〜」なんて突如宣言。そこで...これです。

とぉーっても楽しいですよー!下のアリウム柄のシャツは昔私がデザインしたシャツ。

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皆さんやってくれますよね。しかしこんな素敵なパープルの色の服なかなか売っていません。

私があんまり東京の街のショッピングのところを見るチャンスがないせいかもしれませんが。

そんな色のワンピースがあるなら私も欲しいよなぁー。などと思ったほどでした。

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試作の一部......まだ発表は来春です!

実はデザインをしていて今度の春に登場するのです。ぜひ楽しみにしていて下さいね。

私もこのドレスを着て春のはままつフラワーパークや7月の北イングランドに行くのを楽しみにしているのですが、

もう一色、素敵なブルーも登場予定。

↓のスーツは、ラベンダー色が気に行ってロンドンで買ったのですが

シワがすっごい!今度はシワになりにくい素材で作っています。

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↓は、この秋の9月のツアーでしたが、案外バッグの色も目立つもの。

こんなパープルのバッグもすてき!、私は、9月秋のツアーのときは、

レモンイエローのバッグで。

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視覚のなかで、色彩のメッセージって本当に大きいのだと思います。

ところで、秋は、各地で講演会が多かったのですが、東京都主催のグリーンビズデイの講演会。

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この日は最初に都知事のご挨拶、知事には、その次に登場の私のご紹介までいただき

ありがたく、もったいないほどでしたが。

知事のアウトフィットは、当然グリーンでキマッていらっしゃって

SPに囲まれて退場をされる際に、すれ違い様のご挨拶。

グリーン同士 目が合った瞬間の.....なんとも、

私としては嬉しい目配せをいただきました 。goo

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その日によって色のテーマが変わる事はありますが、その際に帽子には

幅広のグログランテープを何色か持っていて、安全などで止めています。

こんな話題は始めると終わりがないのですが、よろしければまた......


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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