お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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JAG ジャパンガーデンデザイナーズ協会主催のガーデンコンテスト書類審査が先日、京都で開催されました。当初は、近隣東京八王子の予定でしたが、西日本地方在住の審査委員も数名いらっしゃることから、なかなか東京への出張は厳しいとの判断で....。

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...であれば京都で。今の時期はまだまだ移動に躊躇がありますが、京都ならば。ということで、しかも、JAGの浜本規子さんは、京都でお庭関係で顔の効く方。その特別な計らいで、旧三井家下鴨別邸の茶室貸切にて5時間にわたる審査会。またのちのお楽しみに西芳寺苔寺のパーミッションもと。 

記念撮影の時だけ、マスクを外して。久々に人と接した気分です。

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二泊の予定で荷物最小限に。どうも10月だというのに京都は30度超えの晴天予報。旅支度はいつも悩みますが、今回はブラック&ホワイトで。

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今回の宿泊先に決めたのは、京都烏丸口から歩いて2分のTHE THOUSAND KYOTOへ。ひとりで泊まるための行動予定で新幹線を降りて、また帰りまで、荷物も預けることができるから便利かと思って。

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お楽しみに寄ったのは、去年の晩秋にリニューアル・オープンした鳩居堂。

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創業357年という老舗の洗練された店構えとその品揃えに、ポチ袋や一筆箋など、もちろん銀座でも買えますが、いろいろ実用的でエレガントなデザインの和紙製品を購入。

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それから、昭和初期建てられた古いビルにある、ミナペルホネン。

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あらま、写真が伸びてしまった。治し方がわからないのでこの先へ。

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翌日の朝から、建仁寺へ。早速、ミナさんで買ったブローチを着けてと。

YOU ARE THE WEATER のTシャツは、先日のロニ・ホーン展のポーラ美術館で。

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ここ建仁寺の潮音庭は、本当に四方八方どこから見ても美しい。こちらには、JAGのメンバーと。正木覚さんや正岡道啓さん、吉田さん、浜本さん、有福君らと庭談義しながら。

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そして、お昼は、八坂神社前のいづ重へ。まだ、大好物の鱧もあったので、少し頂く。

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その後、苔寺を目指して嵐山方面へ。

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浜本規子さんが知人を通し特別なアポイントを取ってくださったので、お約束の時間である午後2時まで少しあり。重森三玲絶作庭のある、松尾大社へ。

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カラーだと、この眺め、石の色も背景の大社も、私はあまり好きではなかったので、モノクロに。なんでこんなにたくさん石を立てるかなあ。というのが素朴な感想ですみません。

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良かったのは、その奥にある霊亀の滝を祀ったお社。天狗の顔のほか、私にはさまざまなお顔が隠れているように見えました。本当にむやみに写真を撮ってはいけないのかもしれない。でも不思議な美しさに惹かれ。

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そこからタクシーですぐ近くにある西芳寺(苔寺へ)まずは、写経を本殿で。自分と向き合うような静かな良い時間でした。

そしてその美しさに感動して撮りまくったのは、動画ばかりで...。本当に動画しか撮っていない?なぜなら、最新のiPhone13proの動画が凄くて。そればかり撮ってしまいました。

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それはインスタグラムにのせていますが、

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ほかにはない。本物の美しさ。庭の美しさの真髄かと思う。

その作庭家は、臨済宗の禅僧、夢窓疎石(1275〜1351年) 最高の僧侶に与えられる「国師」名により、夢窓国師とも。

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実は私、1970年の万博の年に、両親に連れられてこの苔寺と天龍寺を訪ねています。中学生の私が退屈そうにしている写真があるので覚えている。その数年後に自由な拝観ができなくなっていたので、まさに50年強ぶり。

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西芳寺でもその晩放送の「美の巨人」登場を聞かされていましたが、テレビの画像にも、特にその石の配置の美しさはよく写っていたと思います

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それから数えきれない種類の苔類。単純に。可愛すぎてつい写真を撮りましたが、西芳寺の方にご案内いただいていたのに、それぞれの名前をあやふやにしてしまい後悔。苔の本も買えば良かった。

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西芳寺実に120種以上が自生していると。

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ぜひまた違う季節に再訪してみたいものです。(ここは昔の山道入り口)

お声がけくださったJAGのみなさま、特に今回すべてボランティアでアレンジしてくださった浜本さんに感謝!良き人あっての感動でした。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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