お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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絵画の作り方と基本的に近いところがある植栽(planting)

コンポジションを大切に。色彩の混ざり方にはもっとも気を使うけれど、

植物の形のコンポジションも重要。

また、写真を撮る時も、その「angle」というか、切り取り方で見え方が違うので

そこに、私のめざす「命があって精神性の高いもの」

のような世界観を、生きた植物の力を借りて(思い通りにまったくならないことも多々、しかし

想像以上の場合もある)

それはまたしかし、1週間だけかもしれない(3日なのかも、いえ、1日、いえ、その夕方だけかも)

インプロビゼーションというか。

これも一種のサイトスペシフィックアートじゃないかと思っています。

今回も新しい境地。それは去年の秋に描いた想像図でした。今、実物をみる。

もちろん、これは、フラワーパークのスタッフの日々の管理の結晶でもあるので、

これを実行させて下さる塚本こなみ理事長以下、スタッフの皆様に大感謝!本当に皆さまのおかげです。

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そして、新幹線とか、浜松駅からバスで45分のフラワーパークになかなかいらっしゃれない方に見ていただきたく

写真だけではありますが。

しかし、チューリップって、16世紀オランダのチューリップ・バブルが理解できるような気のするほど、

宝石めいた瞬間があります。

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今回は黒いビオラやチューリップに思いの外人気も集まって(若い人たちが注目してくれて)

今まではその評価が思いの外難しく地味だの、なんだの言われてさみしく思っていましたが。

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そして、今までで、初の試みが、赤やオレンジの中に、黒や紫まで入れてしまうという、

(黒は遅咲きが多いので同時に咲くかどうか、自信がなかった。もしも黒だけ単独で咲いてきたらマズイと)

グラデーションプランティングって、かなり難しいので。

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形の異なる同系色でまとめるのは、比較的に簡単。

IMG_2659.jpgのサムネイル画像

特に、トランペット咲きとダブル咲きやエッグシェイプを混ぜたりとかは。

形の異なる白い花を集めた世界。このあと、オルラヤや白いスパイクのキンギョソウ、そのほか様々な宿根草が咲きはじめる。

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あともう一つのトライがアジュガの間に引き立つ球根を植えておくこと。

これは、園芸種よりは本当は原種や小球根のような、毎年ステディに咲いてくるタイプの球根を植えておいたほうが

掘り返しの失敗も少なく植えっぱなしで毎年咲いてくれる球根の植え方としておすすめ。

ここは桜の木の近くで、秋から春までは日が当たるけれども、これからは半日陰になる。そんな場所にアジュガ&球根を。

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似た写真ですが、アングル変えて、検証。宿根草の間にもチューリップ。

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これもそのままフェードアウトすると良いのですが。

今後も、はままつフラワーパークへの頑張って絵になる植栽。

The art of planting @ Hamamatsu Flower Park 頑張っていきたいと思いますが

今月末は、星の王子さまミュージアム(今週)

安曇野文化公園、宿根草のゴーラウンドガーデン(来週)。続けて同じ週(4/26〜)

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はままつフラワーパークでフジが満開!

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(4/28 安曇野文化公園 で講演会 来てね!)

連休の週は、

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銀河庭園、その翌週はまた、はままつフラワーパークと

いよいよ中之条もスタート!私がこんなに元気で庭と関わっているうちは、どれかしら

もっとも美しい季節に見にきてくださったら嬉しいです!やっぱり10年後はわからないもの。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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