お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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ちょうど、去年の今頃は、オランダのガーデンツアー中でした。感動の連続。

できれば、このツアー、同じような内容で、もう一回、開催したいと願うほど。

ご参加くださったみなさま、誠に、ありがとうございました!

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Piet さんに会えたのは素晴らしいチャンスでしたが

この時、時間の関係や工事中などで訪問できなかった庭もあるので、リベンジ& 

この時参加できなかった方々にもぜひオランダの庭を体験して欲しいと。

でも、なかなか再現は難しく...........もういけないかもしれない。

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先日、タキイ種苗さんの秋号冊子に、この時訪ねたフューチャープランツについてもエッセイ。

お盆前に入稿したので、秋の気配と共に発刊されたらぜひ。

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(写真はフューチャープランツのゲリットさん。とても親切に私たちに接していただき

嬉しかったです。)

それにしても、去年あたりから、7年前に開催したオランダのツアーに比べたら、ナチュラリスティックの考えは広がっていますし、この考えは日本にも広まってきましたが、

やっぱり、これ日本の気候だと難しい。と、つくづく思います。

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この自然さのなかに魅力を強く感じますが、実はそれほど、庭って。

ほったらかして綺麗でいてくれることはなく、「目と心と手」が入らないとだめですね。

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たとえば、安曇野三郷公園に作ったラウンドガーデン(写真は今年5月)は、なるべく管理がしやすいように設計しましたが、やはり夏の暑さや突然の豪雨で、8〜9月の様子は

美しい感じに維持しにくく、難しいですね。実は、昨日、安曇野に行った方から写真をいただき

「一年中美しく」は、厳しいと感じる「草花の庭」。もっとも...、イベントの頃に美しく咲くようにバラエティを整えていたからでもありますが。

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写真はPiet さんの自宅。ここでも、手を入れているからこそなのよ。と、Piet Oudolfの奥様

Anjaさんに伺い、それはそうだろうと。

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秋から初夏までヨーロッパの植物。

夏は休憩。

どちらかにエネルギーを注ぐなら、秋から初夏までが屋外作業的にもいいのですが。

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もちろん、夏も美しい宿根草があるので、オミナエシやボナリエンシスなども

植えておくと良いのですが、バランス調整が厳しいです。写真のように種になった植物が美しく

フォルムにならないことも多く。

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それと、一般的に、グラス系の植物のウケがよくない(若い人たちは好き)年配の方々には

嫌われがち。

この写真のカラマグロスティス'カールフォスター'は

水分過多さえ避けられる環境なら美しく育つのですが、水過多ではだめで。

環境に合わず、綺麗に育たない植物は、植えるべきではありませんね。

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この写真のようにアスクレピアスなど、暑さに強い丈夫な植物が使われていて、すてきな

景色だと思うのですがなかなか。

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ここ数日、オランダを思い出して、ため息。今日のロッテルダムの最高気温は29度で

決して、涼しいわけではないようですが。

これからの気温に美しく生き延びる植物。その見極め。すごく大切だと思っています。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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