お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

3週間以上の雨ですが、星の王子さまミュージアム

吉谷桂子

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日照時間=光合成。

太陽がでないと、光合成ができずに、花が咲かない。という自明の理というか。

バラなどはそこに湿気も加わり、水はけの問題もあり、花どころか、葉を落としてもう、

ほとんど今の段階でスケルトン(枝だけ)になるものもあり。

マリゴールドは乾いた気候の南アフリカ生まれ。これも、だいぶ溶けたり...。

ところが本日そんな雨だらけの日々に元気で生き生きして見えたのが、アジサイでした。

東京ではもうそろそろ剪定が望ましいのですが、箱根では今が盛り。

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八重の額。

水色の濃淡でミュージアムのドアのミントグリーンとすてきな相性。

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重たい花頭が雨に濡れて倒れてしまうアジサイ'アナベル'。

蜘蛛の巣の繊細なレース模様とセットで眺める。それぞれの場所にドラマあり。

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とにかく、乾燥を好む植物には厳しい、特に今年の豪雨の梅雨。

そんななかでも、アスチルベ'チョコレートショウグン'

とても元気です。エゴポデュームも湿気、日照不足大好き。このようなジメジメ日々でも、それを好む植物が

いるので、庭の植栽は、やはり適地適草。環境にあった植物を選ぶと手間も楽だし、それを眺め面倒を見る

ガーデナーの精神衛生上もよろしいようで......来週には梅雨明けだそうですが。熱中症も心配です。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

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