お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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気がついたらなんとなく、ガラスのコップが曇っていた。ということはよくあって、それこそ

ガラス製品は時々磨かないと曇る。窓とか、鏡とか。ロンドンに住んでいたときは、毎月ガラス磨きの

プロ「A PROFESSIONAL WINDOW CEANER」が家に来ていたので、彼らが帰ったあとの窓やガラスドア、鏡類がピカピカになる気持ちよさに慣れていたので、プロが来てくれない今では、時々自分でやるしかない。そして、どういうわけかそれが嫌いじゃない。

ちなみに、ロンドン市の条例により、フラットの賃貸契約事項に含まれるので、必ず毎月、来てもらうようにと。

大家さんに言われたので。そうかと。

旅行で、観光で訪ね、どうしてこんなにロンドンの街は美しいのだろうと。

ついにその実情が知りたくで渡英し、「家」を借り、その秘訣を目の前から紐解いた。

そのヒントの一つに、この窓磨きの条例でした。正直、驚いた。

今は、どうか知らないけれども、20世紀のイギリス。

中産階級以上の人が住む街の窓辺はどこも美しかったですが、これがパリやローマに行くと窓が汚いので、街の印象がこれで随分変わるものだと納得した次第。

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今、日本では、私は重曹を使って磨くことが多いですが、一回に10分以内ですっきりきれいになるので

たまに気分転換で、コップを磨きます。窓などの大きな面積は「セスキ」を使うこと多し。

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ずうううう〜っと、家に居て、デザインの仕事。考え事「各地の植栽デザイン」をしていると頭が疲れるのと、あるところまで来て、それ以上に行けなくなる。イメージが湧かなくなったり。この夏の気候だと余計に心折れがちで。

でも、7月からずっと続けてきたのは、来春の植栽計画。今はそのための植物の発注期。

球根は6月下旬。その後随時。

早い者勝ちで予約をするので、9月なぞに注文をしていたのでは、在庫なしの場合もあり。

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今はたとえば、はままつフラワーパークのスマイルガーデン。この1箇所の庭で、球根や宿根草、一年草、だいたい200種類、8000株程度。

新規の庭では、もっとの数になりますが、今年、新規はなし。来てもお断りする傾向。

毎年パンジーほか一年草や温暖地では夏越ししない一年草扱いの植物を、入れる入れない。で悶々とします。

そこで、立ち上がって「磨き大会」で家具やガラスを。

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気持ち良くリフレッシュします。外は暑いし、旅行も行けないし。特にBEESWAX にはラベンダーオイルを混ぜて。癒される。

ティートゥリーでも、ローズマリーでもいいです。

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この本は、イギリスで暮らし初めて、買った家事のヒント&コツの本。いくつかのハウスホールド本を探し買った。

この本が最も絵が多くわかりやすい。

そして、まぁぁ、この本は本当に良く役に立ちました。

英語の勉強にもなったし、文化も識る。

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基本的に伝統を生かしたオーガニックな方法が多く、面白かった。

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レモンの酸がガラスの表面を輝かす(これは昔の私の本にも何度か登場)。

とか、伝統的な方法としてベーキングパウダーを使ったガラス磨き。

パンやお菓子を焼くために買ったベーキングパウダー。余しがち。重曹も似たような素材なので、今は重曹で。

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さてと。先日、中之条ガーデンズでまた倒れたパニカムを剪定してそれをまた花瓶へ。

しかし、この花瓶、ビルバオのグッゲンハイム美術館で買って来たんですが、プラスチックなので、スポンジ泡で拭い取り、布で拭くだけ。

ゴシゴシは磨けません。本をみたけどプラスチックの磨き方は出ていなかった。

英語の勉強というよりも、憧れの国の生活様式や憧れのガーデナーや好きなガーデンスタイルが実際にどういう考え方や方法で実行されているのか。また英語的な物の考え方の視点など。知ることが面白いので、今の時代ように、望めば、翻訳もある程度は手に入る時代。英語の本や文章。紐解いてみてはいかがでしょう?


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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