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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

はままつフラワーパーク、フジと季節の花が満開...

吉谷桂子

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2020/05/01撮影

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いよいよフジが満開になってきた、はままつフラワーパーク。

写真は、一番上を除いて去年〜以前の同じ連休時期のものです。

塚本こなみフラワーパーク理事長のフジは本当に素晴らしい!世界一です。

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それが今年もまた今!見事に咲きだし、たとえようなく美しい。

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オオデマリとシロフジのコンビネーションは最高です。

写真は、その腕が追いつかない。だから、やはり実物を皆さまに見ていただきたいけれども

来年への希望を持って。

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そう思うのは今、日本中の庭や公園、美しく花咲くエリアのすべてが同じ思いだと思います。

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しかし、花は来週には散っているかもしれない。別の花は、咲いてはくるけれども。

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それに伴い、各地では咲かせっぱなしにしておくと人が来てしまうので、苦渋の決断で花を切り落とさなくてはならなかったり、また、次の開花準備のために刈り取っておく動きも出ています。

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はままつフラワーパークも同じです。仕方のない事ですが.....まだまだ、たっぷりの蕾を付けています。はままつフラワーパークでは、ラックスはフジのころに最大のピークになります。

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ただし、このラナンキュラス'ラックス'はフジの盛りに最高潮を迎えたかと思うと突然、病害虫が襲ってくることがあります。咲き終わりの姿はいかにも力を出し尽くした「出がらし」のような風情が「おいたわしくて」。主にうどん粉病やダニ関係と絵描虫などが発生しがちです。

ラナンキュラス、自宅では、病害虫がでなければ、ほったらかしで(水はけの良い土壌で)。

病気でたら切り戻し。そのまま休眠へ。

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公開庭園のような場所では、掘り上げて空ポットに移植。次の秋まで休眠させます。掘り上げた穴に夏の花。同時に、すごい勢いで咲いている草花も、一気に切り戻して通気をよくし、次なる再開に備えようという。

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なので、いつもなら連休後に植え替えですが、休園中に一斉に抜いて夏花に植え替える作業を進めるという話が出ました。パンジー類も抜いて夏の花に交代を。

私は本来はそのための植え替え工事が、5月7日と、決まっていましたが、緊急事態は今月も続く模様です。

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思ったように育ってない一群と、行き過ぎた一群。

今度の秋にならないと修正はできませんが、こればかりは、写真ではわかりません。

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イキシア、植えっぱなし球根なので、この周りには一年草を近づけないで。

一年草の植え替えどきに、シャベルで突き刺したり、掘り返す危険があるから。

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なんなら、根の浅いヒメリュウノヒゲで、球根周囲をカバーしておいて、シャベルで球根を引き裂くことなく、来年も自然に咲くように。

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肥えた土に植えると、大きすぎてバランスを崩してしまう宿根草。どこか、養分の高い箇所で

思いのほか強く効いてしまったようで。バラ園に植る草花も同じですが、非常によくない。

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今年初めて植えたのは、アンミビスナガ。オルラヤは今はどこにでも咲いていますが、アンミが少し珍しいかと。ホワイト・ガーデンはこれからしばらく花のカットバック。掘りあげが続くと思いますが、しばしその前に証拠写真を、綴っていきたいと思います。

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今年の150mのボーダーガーデン。も美しいです。

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その名前個人的にちょっと苦手ですが。スマイル・ガーデンも、1年でもっとも見事な美しい時期を迎えています。

写真だけでも、たくさんのみなさまに見ていただけたらと思っています。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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