お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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オランダ熱がまだ続きます。KLMオランダ航空の国際線に見た特徴的なデザイン。

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行きと帰りで、メニューが違うので前菜..。赤い木靴の形の塩コショウも可愛かった。

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オランダでは、美味しいごちそう。文化度高いから必ず美味しいお店はあるということですね。

前回に引き続き、マルセル・ワンダースのデザインによる機内食のための食器デザインは、ほかにないユニークさ。

世界観にも、独特のものがあり、とても印象的です。

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KLM航空には、何度か、ご縁あって、ビジネスクラスに乗る都度頂くこのデルフト焼きのデルフトブルーハウス。搭乗機で現地到着前にプレゼントされる。コレクターズアイテム。これこれ!これが欲しくて!ところが前回隣に座る見知らぬ紳士は断ってた。

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とっさにでは私がと言いたい気持ちをググッと抑えて。この写真を撮ったときからもう一度乗ったので、あとまた増えた。クラシックなデザインとモダンデザインの狭間で感性を育んできたので、両方好きですが、その点でやはりオランダは特別な気がします。

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ちなみに先日もご紹介しているディナー皿。これはプリントとは別に皿のカッティングが面白い。重ねてトレーのカッティング。ああ、面白いと、楽しい眺めでした。

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それからこちらが、機内食ではない、ホテルの朝食。やはりデルフトブルーです。

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ちなみに、これが、ブリティッシュ・エアウェイズの朝食。

わざわざ写真を撮ったということは、何か感じたと思うからですが

綺麗だけれども、食器は普通な感じで。こちらはビジネスクラスだった。

工業デザインに携わっている者として、機内で目に入るデザインはすべて気になる。

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ブリティッシュ・エアウェイズのファースト。2019年の年末、仕事を抱えながら出発。無理やり渡英を決めて。溜まっていたマイレージで初体験。今もマイレージが溜まっているので、また、ちょっと、どうでしょう?来年は。

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なんか、機上でおなかがいっぱいになると具合悪くなるので、半分残した方が良いのですが、気づいたら食べちゃってた。しまった!

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脱線ついでに、こちらは、オーストラリアン・エアウェイズ、やはり、ミセス誌のヨーロッパ取材でお招きいただいたときの。できたてのクリスピィなヴィエンナー・シュニッツェル!

フライング・シェフという機内コックさんがいて、出来立てのウィーン料理が素晴らしかったです。

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美しくモダンな感じは、インテリアにも統一感。

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でも、最後にでてくるのは、伝統的なアイン・シュペンナー!ものすごく美味しくて感動の、雅な都、ウイーンの文化が香っていました。

ヴィエンナー、要するに日本でいうところの、ウインナー・コーヒーのことですね。

ウィーンの街のカフェでいただくのと同じスタイル、必ずお水がついて。

あれ?もっとあったはず。エアフランスも、JALもANAもほかにも乗っているのに写真、撮っていませんでした。オランダに戻ろう。

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世界で最初に宗教画ではない、絵画が普及したのも、

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インテリア・デザインという概念、その起源も、17世紀のオランダとされています。

ブルジョア階級が世界で最初に生まれたのが、この時代のオランダだったから。

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国の富から、文化は生まれる。

17世紀オランダの画家、デ・ウィッテの絵画にこの黒白大理石の床が登場していますが、そこに飾られた絵画も、宗教画ではなく、肖像画や静物画。

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そして20世紀初頭のモダンデザイン運動も!

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そして現代。ナチュラリスティック・ムーブメント。ダッチ・ムーブメント、とも。

さぞかし、来年のフロリアードは、盛り上がるだろうか。

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ちなみに。このオランダのチョコレート。おいしくて、かわいい。

これも優れたプロダクト・デザインです。特にこのカエルのビスタチオ・チョコレートは、また食べたい!日本ではみたことのない、形です。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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