魚沼通信
2020年6月号
田植えで田んぼは一面緑色に色づきました
テキスト
魚沼では育苗作業が順調に進み、立派に成育した苗がどんどん田んぼに植えられています。5月中旬より始まった田植えも平場ではほぼ終わり、田んぼは一面緑色に色づきました。
これから田植えは山場に移り、6月中旬には全地区で田植えが終了となる予定です。
田植えが終わると、梅雨に入る前に行う作業が「中干し」と「溝切り」です。
「中干し」とは、田んぼの水を一定期間抜き、田んぼに少しだけヒビが入る程度まで乾かすことです。田んぼから水を抜くことで余分な分げつ(株分れして穂にならない茎)を抑え、良い茎だけを残して充実した穂を作る働きがあります。また、地中にたまったガスを抜き、根に酸素を与え、さらにその根は水を求め地中を張り巡ることで根の張りが良くなり丈夫な稲に育ちます。
「溝切り」は梅雨対策に必要な作業です。田んぼに溝を掘ることで、中干しをするための排水や田んぼに水をスムーズに行き渡せることができます。
今年は小雪の影響もあり夏場の水不足が懸念されますが、この作業によって少量の水でも田んぼ全体に広がり、稲を暑さから守ることができます。
蒸し暑い6月、農家の皆さんはおいしいコシヒカリを作るために滝のような汗を流しながら日々がんばっています。
梅雨対策に必要な「溝切り」作業中!
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